スズキが「“2階建て”キャリイ」を初公開! 軽規格超え「デカボディ」の斬新「チューチュー」仕様! 「車中泊」も楽しそうな「軽じゃないトラック」をタイで披露
スズキのタイ法人はバンコクで開催の「バンコク国際グランドモーターセールス2024」で、「キャリイ」を展示しました。
デカイ「キャリイ」を2階建てカフェにカスタム
スズキのタイ法人は、2024年8月23日から9月1日までバンコクで開催の新車展示即売会「バンコク国際グランドモーターセールス2024(BIG MOTOR SALES 2024)」にブース出展を実施しました。
ブースでは、「キャリイ」の通常モデルとカスタム車2台が展示されています。
キャリイは1961年の登場から60年以上、長年にわたって丈夫な車体や使い勝手の良さが支持され、軽トラックの定番モデルとなっています。
いっぽうで、海外では同じキャリイの名称で小型トラックが展開されており、こちらも1976年から生産開始。長い歴史を持つことに加え、世界145の国や地域で販売されるなど、全世界的に支持を獲得しています。
現行モデルは2019年4月に発表。従来モデルより積載性や耐久性を高めるとともに、快適性や動力性能も高めています。
ボディサイズは全長4195mm×全幅1675/1765mm×全高1870/1910mmと、軽規格を超えた一回り大きいサイズを持ちます。
エクステリアデザインは、極めてシンプルで機能性を重視。一方でテールゲートには「SUZUKI」の浮き文字が施されています。
荷台は最大940kgの積載が可能で、荷室長は2450mmを確保。素材に亜鉛めっき鋼板を用いたことで耐腐食性と防錆性が向上しています。
さらに、足回りにはアンダーコートを施し、ステンレス製排気管を採用するなど、耐久性の大幅な向上を図っています。
インテリアもシンプルさを徹底したほか、足元スペースを拡大し、運転席シートの前後スライドを設けるなど快適性を向上。助手席には大型の物入れを2つ設けています。
パワートレインも日本で販売されているキャリイとは異なり、71馬力・135Nmを発揮する1.5リッター4気筒エンジンを搭載。これに5速MTを組み合わせ、駆動方式は後輪駆動です。
安全装備ではABSや3点式シートベルトが採用され、仕向地によってはデュアルエアバッグも設定されています。
タイ仕様車では1グレードのみの展開で、エアコンおよびMP3ラジオデッジを標準装備。価格は39万5000バーツ(約168万円)です。
今回のBIG MOTOR SALES 2024ではノーマルのキャリイに加え、特別なカスタムが施されたコンセプトモデルも登場。
コンセプトモデルは「Work from Everywhere どこからでも働ける」をキーワードに、荷台を移動販売車風にカスタマイズ。「コーヒーチューチュー」という移動カフェテリアの店舗が再現されています。
一方で、店舗営業をしない時間には店員が生活できるように、キャンピングカーとしての機能も持たせたようです。
そのため、居住部はウッド調のパネルがあしらわれたほか、運転席上部にはバングベッドが設けられた「2階建て仕様」とするなど、旅をしながら仕事ができる専用品を多数備えています。
エクステリアはマットのライトブルーカラーに塗装され、フロントには大型のブルバーと2灯式ドライビングランプを装着。足回りもクロームの5本スポークホイールにリフトアップサスペンションを組み合わせ、走破性能とドレスアップを図りました。
なお、BIG MOTOR SALES 2024会場でキャリイを購入すると、2万バーツの割引や低金利ローンなどが提供されます。
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