ニッサン新型「高級“車中泊”専用バン」発表! 豪華「巨大ベッド」搭載!? 木目内装もオシャレな「キャラバン マイルーム」約550万円から 8月下旬発売

2024年7月31日、日産は商用バン「キャラバン」の新ラインナップとして「キャラバン MYROOM(マイルーム)」を設定し、8月下旬より発売すると発表しました。車中泊需要などに向けた新ジャンルのモデルだといいます。

先行デビューの「ローンチエディション」に続く“標準モデル”が登場

 日産は2024年7月31日、新型「キャラバン MYROOM(マイルーム)」を8月下旬より発売します。
 
 2023年度に期間限定で販売したキャラバン特別仕様車「マイルーム Launch edition(ローンチエディション)」の一部装備をオプション化した“標準モデル”という位置付けです。

アウトドアに似合うオシャレなボディカラーも設定!
アウトドアに似合うオシャレなボディカラーも設定!

 キャラバンは、1973年に初代が登場したワンボックス型の商用バンで、2012年登場の現行型で5代目となります。

 従来以上に荷室の使い勝手に配慮し、ライバルのトヨタ「ハイエース」をしのぐクラスNo.1の広さを誇るほか、堂々としたスタイリングや先進安全機能の搭載などを特徴とします。

 5代目のデビュー当初は「NV350キャラバン」の車名でしたが、2021年に実施されたマイナーチェンジで再びキャラバンの車名に戻っています。

 業務用途に加え、アウトドアレジャーを楽しむ個人ユーザーからも支持を集めており、特に近年は広い室内を活用し「車中泊」を楽しむユーザーも増えているといいます。

 こうした需要の盛り上がりを受け誕生したのが、新型キャラバン マイルーム(以下、マイルーム)です。

 日産はマイルームについて「これまでにない新たなカテゴリーのクルマ」だとし、その開発の狙いについて「自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んで、リラックス(憩うこと)ができるクルマ」だと説明します。

 キャラバンの広い荷室部分を全面的に改装し、木目をふんだんに使用したモダンな内装へと刷新しており、商用バンのインテリアとは思えないほどの“非日常”な空間を生み出しました。

 2列目席は、用途に応じてシートアレンジ可能な新開発の「2in1シート」を搭載します。

 座面の硬さを表裏で変え、乗車移動時には程よい硬さで乗り心地を追求するいっぽう、駐車時に後部座席側へ反転させて使用する際には、柔らかなソファのような座り心地を実現しました。

 また市販キャンピングカー用のシートに比べ、より軽い操作感で動作できるのも特徴です。

 後部の車中泊用ベッドは、2分割で寝床以外にもアレンジが可能な「折りたたみベッド」と、ワンアクションで展開可能なオプション設定の「MYROOM 跳ね上げベッド」の2タイプから選択可能としました。

 どちらもシンプルながらオシャレなテイストのヘリンボーン生地を使用し、室内を上質な雰囲気に仕立てます。

 さらに取り外し可能な大型のスライドテーブルを装備し、用途に応じた活用が可能です。

 なお、マイルーム特別仕様車“ローンチエディション”では、車内カーテンやウッドブラインド、ロールスクリーンなどが全て標準装備されていましたが、今回の新たなマイルーム標準モデルでは、これらを架装オプションとしています。

 そして内装同様に、マイルームは外装にも独自性を持たせています。

 ブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなどの専用パーツで揃えました。

 加えて販売店オプションとして、リアクォーターウインドウとバックドアにMYROOM専用ステッカーを用意します。

 パワートレインは、最高出力130ps・最大トルク178Nmの2リッター直列4気筒ガソリンエンジン仕様と、最高出力132ps・最大トルク370Nmの2.4リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン仕様を用意し、ともに7速オートマチックトランスミッションと組み合わせます。

 駆動方式は、2WD(後輪駆動)に加え、ディーゼル仕様のみ4WD(四輪駆動)も選択可能です。

 なお当初のローンチエディションでは、ベースグレードをキャラバンの上級グレード「GRANDプレミアムGX」としていましたが、今回のマイルーム標準モデルでは価格を抑えた「プレミアムGX」にも設定を増やし、選択肢の幅を広げました。

 新型キャラバン マイルームの販売価格(消費税込み)は、551万6500円から685万5200円です。

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