日本の四季を安心して走れる! ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」試乗で感じた快適さ
ウエット路面では従来の夏タイヤを超えるグリップ力を体感
今度は5月に岡山県のダンロップテストコース(岡山県美作市)とその周辺道路でドライ、ウエット路面でのテストをしました。
スキッドパッド(円形もしくは、矩形などの平たんな試験路)は自動散水で完全なウエット状態。そこを通常の夏タイヤ「ル・マンV+」、新オールシーズンタイヤの「シンクロウェザー」、スタッドレスタイヤの「ウインターマックスWM02」で走りました。
「シンクロウェザー」は「ル・マンV+」と同等以上の限界スピードをマークし、しっかりしたグリップ感をハンドルから得ることができました。アクセルとハンドルを同時に使ったアンダーステアからアクセルを戻してタックインはやや急ですが、従来のオールシーズンタイヤのグリップ力は完全に超えていました。
ドライ路面の周回路ではパターンノイズが小さいことを確認できました。ただコーナリング状態になると早い段階からコーナリングパターンノイズのような音が聞こえていましたが、今回の試乗車だったトヨタ「カローラ ツーリング」と、舗装表面との相性かもしれません。あとで一般道をメルセデス・ベンツ「GLC」で走ったときにはまったく気になりませんでした。
「シンクロウェザー」は日本の四季を通じて安心して走れるタイヤ
結論として新型オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」は、日本の四季を通じて安心して走れるタイヤに仕上がっていると感じました。もちろん極寒の雪国に住んでいる人はスタッドレスタイヤが有利かもしれませんが、非降雪地域なら「シンクロウェザー」を履くことで快適なカーライフを過ごせると思います。
温度や水によりゴム硬度をコントロールして路面をグリップする「アクティブトレッド」はこれからも進化して、さらに良いタイヤが登場してくるでしょう。
山本社長の狙いどおり、サマータイヤを「シンクロウェザー」に替えるドライバーがこれから増えていくかもしれません。
これは欲しい!革新だ!あとはサイズ展開と価格かな。これだけで日本の四季がクリアできそうなのは凄い。