全面刷新のホンダ「フリード」登場! 早速乗って驚いた「すごい進化」とは!? 思わず納得の「ミニバンに欲しい使い勝手」がギュッと凝縮
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」が、8年ぶりにフルモデルチェンジされました。実際に試乗して、快適性や機能性をはじめ、その進化を確認してみました。
8年ぶりフルモデルチェンジの「進化っぷり」に驚き!
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」の8年ぶりのフルモデルチェンジとなる3代目が、2024年6月28日に発売となりました。
狭い街中で取り回しやすいコンパクトサイズでも、ミニバンとしてしっかりと使える実力に定評のある、ホンダ・フリード。今回の3代目は開発キーワードを「よゆう」と定め、初代や2代目ユーザーの「ここがもっと改善されたらいいな」という声にも真摯に耳を傾けて進化しているといいます。
いったいどのようなところが使いやすくなっているのでしょうか。新型フリードを実際に乗ってみた体験をもとに、徹底的にレポートします。
まず大きく変わったのは、3列目シートの跳ね上げ格納操作。開発チームとしても、これまでちょっと不満が多かったことは重々認識しており、なんとか改善したいと試行錯誤したとのこと。
まず第一に、シートそのものが重かったという課題がありました。これは乗り心地に直結する座面側は変えずに、裏側のパーツを薄型化するなどの工夫で軽量化。さらに、ラゲッジの開口部から遠い位置で操作しなければならなかったことも重さを感じさせる一因だったため、シートの固定位置を先代より90mm低くし、開口部に近づけています。それによって、持ち上げ動作や最後にストラップを引っ掛ける動作が格段にラクになりました。
さらに裏側を薄型化したことで、格納時の張り出しも薄くなって、荷室幅が従来より160mmも広く使えるようになっています。その効果はとくに、自転車など高さのある大きな荷物を積む際に引っ掛からずスムーズにすべらせることができたり、ラゲッジのフロアに置いたクーラーボックスなども、いちいち降ろすことなく開閉できるようになったりと、グンと使いやすくなっています。
そして、ラゲッジそのものの使いやすさもアップ。もともとフリードのラゲッジの良さは、フロアの地上高が低く(3列シート車で480mm、2列シート車で335mm)、シートアレンジが簡単なので「荷物を積むこと以外」にも使いやすいことでした。新型フリードではさらに、テールゲート内側に物が取り付けられるユーティリティナットが全車標準装備され、2列シート車にはさらに荷室内側にも標準装備されています。
テールゲートを開けて中を見ながら、もっと便利な使い道はないものかと考えました。メーカーオプションのユーティリティフックを装着して、ハンガーやランタンなどを吊るしたり、ロープを通してそこにいろんなモノをひっかけたり。
荷室内側には、サイドボードのような棚を作ったりしてもいいでしょう。グレード別にユーティリティサイドパネルが装備されるので、細々とした道具の整理整頓にも便利です。このように、従来よりもさらに自分らしく、工夫して使いやすくできるのが新型フリードのラゲッジです。
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