トヨタ新型「カローラ」いつ登場!? 新パワートレイン搭載で「めちゃ燃費アップ」も? デビュー6年目の「超人気セダン&ワゴン」次期型どうなるのか
次期「カローラ」は電動化時代をより強く意識したパワートレイン展開に
2024年5月27日に行われた「マルチパスウェイ」を目的としたスバル、マツダとの共同の技術説明会でトヨタは、新型の直列4気筒エンジンを初公開しました。
電動化時代のエンジンの使われ方を想定し、従来のハイブリッドよりも電気リッチ(バッテリー駆動が主、エンジンがサポート)となることを前提にエンジンを改良したといい、これによってエンジンは高トルクの発生や高回転まで回すことが不要となり、エンジン全体のコンパクト化と嵩(かさ)の低減に成功したとのこと。
体積減少や回転域を狭めたことで、エンジンパーツ削減によるコストダウンも狙えます。
また新エンジンは水素や合成燃料などの活用にも対応できるといい、早ければ2026年から2027年にも開発にめどがつけられるとトヨタは説明しています。
グローバルで様々な変化をとりいれて進化するカローラにとって、新型エンジンはグローバルに拡販するにはベストなパワートレインとなると思われます。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)は期待を込めて、次期カローラにはこの次世代電動パワーユニットが全車搭載となり、バッテリー搭載量を減らした廉価モデル(既存のハイブリッドに近い)から、バッテリー搭載量を増やした上級モデル(既存のPHEV:プラグインハイブリッドに近い)まで、電動走行ができる距離に差をつけたラインアップが用意されると予測しています。
また現行カローラでは、王道のセダンやワゴンのほかに、全幅1790mmまで拡幅したカローラスポーツ、シリーズ初のSUVとなったカローラクロス、300馬力オーバーのエンジンを積んだGRカローラなど、想像を超えた変化をしてきました。
ひょっとすると次期カローラシリーズでは、かつて存在した「カローラスパシオ」のような3列シートのコンパクトなミニバンタイプが再び登場するかもしれませんね。
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トヨタは2023年度決算発表で、営業利益5兆円超えを達成したと発表しました。
日本の上場企業では初めてのことであり、ハイブリッド車を中心に販売好調であることや、円安により利益が押し上げられたことなどが主な要因だと考えられます。
しかしトヨタがこれまで「良いクルマ」を数多く開発してきた積み重ねによるものであることは間違いありません。
そんなトヨタを代表するモデルであるカローラの次期モデルでは、どんなサプライズを見せてくれるのか、今後が非常に楽しみです。
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