広島中心部に念願の「無料の高架バイパス」誕生へ!? 「西広島バイパス」延伸で都心貫通 工事いよいよ再開で国道2号「完全信号ゼロ」へ加速
広島市中心部に、悲願の「信号ゼロの無料バイパス」が実現していきます。いったいどんな道路で、完成すればどう便利になるのでしょうか。
「都心部延伸」の計画とは
広島市中心部に、悲願の「信号ゼロの無料バイパス」が実現していきます。いったいどんな道路で、完成すればどう便利になるのでしょうか。
工事がいよいよ始まるのは、国道2号の「西広島バイパス」延伸部です。
広島の一般道の東西軸を担う国道2号ですが、周囲は立派な高架道路の西広島バイパスや新広島バイパス、東広島バイパスが整備済みな一方で、中心部はいまだに地上で信号が連続する状態です。
交差する縦の道路もやはり交通量の多い道路なので、渋滞が深刻になっています。ここに、東西を通過する交通流は信号ゼロとなるよう、完全立体交差の高架バイパスを通すのが、今回の西広島バイパス延伸部です。
西広島バイパスの今の東端は、広島電鉄の江波線の手前、天満川の西岸までです。延伸部はそこからいよいよ原爆ドーム南側や広島市役所を経由し、比治山の手前の京橋川まで。今の国道2号の真ん中に橋脚を立てる形で、総延長は2.3kmです。
2024年度になって、事業が「本格再開」となり、いよいよ準備工事が始まっていくこととなります。
計画自体は以前からあったものの、「市の財政状況」などを背景に、着工とならずに事業が延び延びになっていました。しかし数年前から事業再開に向けた動きが水面下で進められ、ついに予算が大きく設定されることとなったのです。
途中のICは、すべて西側エリアとの移動が想定されています。東行きは全て出口で「舟入」「大手町」「富士見町」「平野町」の4か所、西行きは全て入口で「国泰寺」「舟入」「観音」の3か所です。
構造は片側1車線、計2車線の高架道路。完成すれば、たとえば混雑の激しい舟入地区では、地上道路の混雑はほぼ半減となることが予測されています。
完成までの期間は、着工から7~8年とされています。
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