5速MT搭載! スズキ新型「快速ハッチ」に驚いた!? アンダー200万円の新型「スイフト」がスゴい! 実力は?

スズキ新型「スイフト」には5速MT車が設定されています。実際に乗ってみたらどうだったのでしょうか。

国内スズキ車で初めての「マイルドハイブリッド×5速MT」

 スズキは、新型「スイフト」の5速MT車(マニュアルトランスミッション)を2024年1月に発売した。
 
 フルモデルチェンジして4代目になったスイフトはマイルドハイブリッドを搭載しているが、国内のスズキ車としては、マイルドハイブリッドと5速MTの組み合わせは初めてだという。

MT搭載のスズキ新型「スイフト」
MT搭載のスズキ新型「スイフト」

 この新型スイフトに試乗してみたら、良い意味でかなり驚いてしまった。

 ほぼフル装備で192万2800円(消費税込)。乗って楽しいし、燃費は驚くほど良い。東京都内で試乗したにもかかわらず20km/L程度まで伸びる。このクルマ、相当魅力的です。

 あまりクルマに詳しくない人だと、ハイブリッドと大きく表示されているため信じてしまうと思うが、いわゆる“名ばかり”のもので、基本的にアイドリングストップが付いただけ。

 マイルドハイブリッドと呼ぶのも躊躇うほどの簡易なシステムです。なんせモーター出力はたった3.1馬力しかない。これだけの出力だと走りのアシストにすらならず、実際、走っていてモーターの存在を感じることは皆無。

 けれどアイドリングストップシステムとして考えたなら上々です。このクルマに使われているハイブリッド用の「モーター」と主張しているのは、どんなクルマにも付いているオルタネーター(交流発電機)。

 普通は電力を供給するためだけに使われるが、新型スイフトの場合は電気を流してパワー出すモーターとしても使う。このモーターでエンジンを始動させます。普通のセルモーターより大きなパワーを持つ上、ベルトで繋がっている。

 通常のセルモーターはギアを使うため、ある程度の金属音を出す。したがってアイドリングストップ状態からの始動で「ギャリン」みたいな音と振動を伴うのだ。

 新型スイフトのアイドリングストップは、クラッチ踏むと同時に金属音を立てることなく滑らかに再始動します。全くストレスなし。

 ハイブリッドと言われたら「ご冗談を!」になるけれど、アイドリングストップとしての評価は素晴らしく高い。

 ちなみにアイドリングストップ用に専用のリチウムイオン電池が使われており、本来ならクルマの寿命まで持つとされています。ところが「ワゴンR」などでトラブルも少なからず報告されており、交換になると10万4000円するそうな。

 このあたり、トヨタのように本来の保証期間を超えても対応出来るようにすべきだと強く思う。

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2件のコメント

  1. MT 都内の渋滞考えると、選べないかなあ。郊外でのみ乗るクルマなら可能かもしれないけど。渋滞時AT、郊外MTと言うクルマを出してくれたら良いのにな。

  2. この記者ほんとに大丈夫か?
    マイルドハイブリッドの効果を馬力だけで語ってるがあれは馬力のために搭載されてるわけじゃないぞ。
    マイルドハイブリッドに求められてるのは停止→発信時の高いトルク補助で、このトルク補助があるから最大馬力を下げたエコエンジンでも不快感の少ない快適な街乗りになるって仕組み。
    トヨタ等のストロングハイブリッドは馬力補助になるからそれと混同してしまっているんだろうが、勉強不足のまま記事を書くのはいただけない。

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