トヨタ新型「クラウン マジェスタ」登場! “5年ぶりの復活”なぜ海外で!? 伝統ある「マジェスタ」ブランド“再始動”に反響あり!
かつてトヨタに存在した高級セダン「クラウン マジェスタ」。一部ではその名称が残っていますが、日本でもその復活を望む声も多く寄せられています。一体どのようなモデルだったのか紹介します。
「クラウン マジェスタ」5年ぶりの復活!?
サウジアラビアで発売されたトヨタ「クラウンクロスオーバー」の最上位グレード名として、「マジェスタ」という名称が採用されました。
このマジェスタとは、かつてトヨタに存在した高級セダン「クラウンマジェスタ」に使用されていた馴染み深い車名だったことから、クルマ好きを中心にSNSでは様々なコメントが投稿されています。
マジェスタの名が初登場したのは1991年のこと。9代目「クラウン」の上位に位置する新規車種として鳴り物入りで発売されました。
当時トヨタには、世界と渡り合う最高級セダンとして「セルシオ」が存在しており、すでに“クラウンを超えるラグジュアリーカー”として高い成功を収めていました。
その一方で、伝統ある高級セダンである“クラウン”のブランド価値を維持し続ける必要も生じたため、最新技術を詰め込んだワンランク上のクラウンマジェスタを開発したのです。
ベースのクラウンとは異なるモノコックボディを採用したほか、セルシオと同等のハイパワーかつ静粛性の高い4リッターV型8気筒エンジンの搭載、電子制御エアサスペンションやヘッドアップディスプレイなどの先進装備が投入されました。
こうしてトヨタの威信をかけた渾身のモデルとして誕生したクラウンマジェスタは、かつて用いられた「いつかはクラウン」の名フレーズによってクラウンを所有することに憧れを感じて過ごしてきた世代の心を掴み、一躍人気車種の仲間入りを果たします。
そして1995年には2代目クラウンマジェスタが発売。初代の丸みを帯びた優雅なスタイリングから一転し、直線的なデザインに路線変更したことで、初代よりもさらに大きく見える迫力ある外観を実現していました。
また、後にクラウンマジェスタの伝統として引き継がれる「縦型テールランプ」を初採用したのはこの2代目です。
そして1999年に3代目が登場。2代目まではセンターピラーが無い「ハードトップ」構造でしたが、3代目からはセンターピラーのある完全なセダンタイプへと変化。
さらに2004年に発売した4代目では、グリルに装着されているエンブレムが伝統の「王冠マーク」から「トヨタマーク」に変わったことで大きな議論を呼びます。
その後、2009年に5代目、2013年に6代目が発売と、マジェスタの名称は継承されていきますが、この6代目では専用ボディが廃止され、1モデル化される大変革を実施。さらに初代から続いていたV型8気筒エンジンの搭載も無くなりました。
このように、日本市場でのセダン人気の低下を受けてラインナップの縮小を続けたクラウンマジェスタは、6代目をもって2018年に販売終了となったのです。
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