マツダ「最上級セダン・ワゴン」22年の歴史に幕! 「マツダ6」なぜ国内販売が終了? “ニーズ減少”避けられず?
マツダのフラッグシップモデル「マツダ6/マツダ6ワゴン」の国内販売が終了することになりました。何があったのでしょうか。
2024年4月に販売終了
マツダは、「MAZDA 6(マツダ6)」の国内販売を終了することを明らかにしました。
初代モデルは、「カペラ」の流れを汲むセダン/ワゴンとして2002年5月に「アテンザ/アテンザワゴン」が登場。3世代にわたってマツダのフラッグシップモデルとしてラインナップされています。
現行モデルの3代目は2012年にフルモデルチェンジ。マツダ車に共通する「魂動デザイン」を採用したほか、高効率化を図り低燃費を実現した「SKYACTIV」を搭載するなど、内外装の一新と走行性能を向上させました。
従来からのセダンとワゴンの2種類を維持しながら2度のフルモデルチェンジをおこない、2019年には、海外名として使われていたマツダ6/マツダ6ワゴンに車名を統一しています。
そして今回、マツダ6/マツダ6ワゴンは22年の歴史に幕を閉じることになりました。
マツダに終了の理由を聞いたところ、セダン市場の縮小や、SUV台頭によって近しいボディ形状であるワゴンのニーズが少なくなったことが挙げられるといいます。
ドイツ御三家やレクサスといったプレミアムブランドの大型セダン/ワゴン(レクサスはセダンのみ)は生き残っているものの、セダン/ワゴンのラインナップを減らす国産メーカーが後を絶ちません。
セダンがクルマの基本形として存在しており、根強いファンがいることには間違いないのですが、SUVが新車市場を席捲していることや、今後さまざまな法規制へ対応する必要があることを鑑みて、このタイミングでマツダ6/マツダ6ワゴンを廃止することになったといいます。
なお、マツダ6/マツダ6ワゴンの販売終了は2024年4月中旬となり、生産台数に達した時点で終了となるようです。
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マツダ6の販売状況は国によって異なり、欧州やオーストラリアなど一部地域は継続していますが、世界屈指のセダン市場といわれる北米や中国での販売はすでに終了しています。
マツダの歴史あるモデルが惜しまれつつ終わりとなりますが、同社が今後セダンを作らないことを決めたわけではなく、次世代車も開発しているなかでビジネスチャンスがあればセダン系の新型車も考えていきたいとのこと。
なお、マツダのセダンとして「マツダ3セダン」があり、こちらは販売が続けられる予定となり、また、マツダ6ワゴンの役割はSUVの「CXシリーズ」が引き継ぐことになります。
MT車に惹かれて、初めてのマツダ車として、もう10年アテンザワゴンGJ前期型に乗り続けてますが、本当にいい車でした。次期型に期待していたので、本当に残念です。MT &ワゴンを求めるユーザーはどこに行けばいいのでしょうか?ワゴンのニーズがなくなってきたというより、もうデビュー後11年も経てばそりゃ売れなくなってくるでしょ。他には競合少ないんだがら、あえてもう一度頑張って新型出してほしい。頼みますよ、マツダ!見捨てないで。