トヨタ「天才タマゴ」が200万円超え! 斬新デザインにオシャレグリーンがカッコイイ! 驚愕の極上車出現に再評価の声!

米国のカーオークションサイトで、トヨタ「プレビア(日本名:エスティマ)」が200万円を超える価格で取引されました。このことについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

「懐かしい」!? トヨタの「天才タマゴ」再評価の声

 2023年12月4日、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」において、1996年式のトヨタ「プレビア(日本名:エスティマ)」が1万4000ドル(約206万円)で落札されました。
 
 SNSなどではこのプレビアおよびエスティマについて、さまざまなコメントが投稿されています。

「懐かしい」!? トヨタの「天才タマゴ」再評価の声 Photo:(c) Bring a Trailer/Seller:andreNOC
「懐かしい」!? トヨタの「天才タマゴ」再評価の声 Photo:(c) Bring a Trailer/Seller:andreNOC

 プレビア(エスティマ)は1990年5月に登場した4ドアミニバンです。

 デビュー当時は商用車をベースにしたキャブオーバー型のワンボックスミニバンが主流であったなか、「タマゴ形」のデザインや大胆なインテリア、ミニバンでは特異なミッドシップ(MR)レイアウトなどを採用し、極めて斬新なモデルとして注目されました。

 日本においては当時、「天才タマゴ」のキャッチコピーを前面に押し出した広告を売っており、強く印象に残ったという人もいるかもしれません。

 2000年には2代目が登場し、タマゴ形デザインはそのままにMRプラットフォームを廃止して通常のFF駆動となったほか、ユーザーから不評だったポイントの多くを改善して一躍人気モデルとなり、トヨタの主力モデルへと成長しました。

 なお、北米ではライバル車が軒並み大排気量エンジンを搭載するなかでパワー不足とされ、のちにスーパーチャージャー搭載モデルを設定し、パワーアップを図ったものの苦戦。

 日本よりも一足早い1997年に、後継車「シエナ」がデビューし、販売を終了しました。

 そして今回、Bring a Trailerにて約206万円で落札されたプレビアは1996年式「LE」グレードのスーパーチャージャー搭載モデルで、走行距離は7.9万マイル(約12万6000キロ)を走行。

 2021年まではカリフォルニア州でワンオーナー車として使用され、濃いグリーンの「ティールメタリック」もつややかで綺麗な状態を保っています。

 エクステリアは飛び石程度で目立つ傷はなく、グレーファブリックのインテリアも、破れやほつれがなく、最初のオーナーによって大切に使われていたことがわかります。

 床下は大きなサビがほとんどなく、機関部は2022年にオルタネーター、デスビキャップ、デスビローター、ATFの交換記録もあるなど、メンテナンスも行き届いているようです。

 このプレビアは4000ドルで開始後、24件もの激しい入札合戦を経て1万4000ドルで落札。次のオーナーへと渡っていきます。

※ ※ ※

 映画やマンガ、アニメなどの影響から、1980年代から90年代を中心とする日本車の人気が高まっています。

 特にスポーツカーが人気ですが、今回のプレビアのような乗用車も高値で取引されています。

 背景には、こうしたクルマに乗って育った若年層が免許を取得し、昔を懐かしみたいという思いがあったり、レトロブームによって旧いクルマがオシャレだと感じる人が多いことが考えられます。

 オークションのコメント欄には「昔乗ってた」「このプレビアで育ったよ」「運転もプレビアで覚えた」など、当時を幼少期で過ごした若い世代からの入札もあったようで、極めて良い状態で残っていたことからも高値になったと考えられます。

 また、日本においても初代エスティマの印象が強く残っている人も少なくないようで、SNSでは今もなお、独特なスタイリングや画期的なパッケージングについて話題にしているユーザーも多くいるようです。

「本当に良い車でした。トヨタの中でも革新的で名車だと思います」「初代エスティマ後期のGの4WDに乗ってました」「免許取得後1年間、実家の91年式レッドのエスティマで運転を覚えました」「『天才タマゴ』懐かしいなぁ」など、懐かしさを感じる人や実際に乗っていたというコメントも散見されます。

 さらに「ウチのとボディカラー、グレード、距離一致」など、今回のプレビアとほぼ同型のモデルを今でも大切に乗っているとする人の声も。

 また、「当時のミニバンには無い斬新なデザインで、私は好きでした」「外装デザインもさることながら内装の未来感は今見てもカッコ良い」「最近の車は厳ついデザインが多いので、今見てもデザインは新鮮ですね」「ミッドシップのレイアウトで室内高は低いがハンドリングが良くデザインも秀逸なミニバンだった」など、現代のクルマと比較しデザイン性のよさを再認識する人もいるようです。

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