難攻不落だった「青崩峠」のトンネル工事現場から公式“難関突破”アイテム誕生! 先着で無料配布
2023年5月に三遠南信道「青崩峠トンネル(仮称)」が貫通しましたが、今回、このトンネル貫通石が無料配布されます。
トンネル貫通石を配布
国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所は2023年9月4日、青崩峠トンネル(仮称)の貫通石を先着300人に無料プレゼントすると発表しました。
青崩峠トンネルは、長野・静岡の県境に位置する青崩峠の下を貫く延長4998mの道路トンネルです。長野県飯田市から静岡県浜松市に至る延長約100kmの高規格幹線道路「三遠南信道」の一部を構成します。
トンネルのすぐ近くを大断層の中央構造線が走っていることから、断層運動の影響を受け続けている周囲の地盤は非常に脆く、過去にルート変更を余儀なくされた経緯があるなど、最難関のトンネル工事とされています。
担当している国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所によると、青崩峠トンネルは2019年4月に掘削工事を開始し、約4年を経た2023年5月26日、ついに貫通しました。
道路は幅員9.5m、車道2車線、設計速度60km/hで整備され、開通すれば三遠南信地域の交流促進と連携強化、災害に強い道路機能の確保、救急医療活動の支援などに寄与することが期待されています。
貫通石は、このようなトンネルが貫通したときに採れる石のことです。安産をはじめ、「難関突破」「初志貫徹」の意味から受験や合格祈願のお守りとして珍重されているといいます。
青崩峠トンネルの貫通石の配布は1人1個まで、先着300個です。申し込みは9月29日16時まで、配布は10月31日まで。
希望者は飯田国道事務所にメールで申し込み、同事務所(長野県飯田市)に貫通石を直接取りに行く必要があります。
【2023年9月5日15時半・追記】
飯田国道事務所は5日、予定数量に達したとしてトンネル貫通石の受付を終了しています。
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