なぜコインPの「料金トラブル」絶えない? 「最大1500円」でも法外な金額に… 利用者がとれる対策とは
度々問題となるのは「コインパーキングの看板の料金表示が分かりにくい」という問題。利用者は一体どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
間違えやすい!?「最大料金○○円」の罠
クルマで出かける際にコインパーキングを利用する機会があります。
そこで度々問題となるのは「コインパーキングの看板の料金表示が分かりにくい」ということです。
では、利用者は一体どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ドライバーの中にはできる限り駐車料金を安くしたいと考え、設置されている看板の料金を見て利用するか決める人も少なくありません。
しかし、コインパーキングの利用に関してはときどき、「利用料金の分かりにくさ」が問題になる場合があります。
消費者庁が公表している「時間貸し駐車場の料金表示について」という文書では、全国の消費生活センターに寄せられた相談について、次のような事例を掲載しています。
「『1日最大500円』と表示され、『最大料金は当日限り』という注意書きが小さく表示されている駐車場を、注意書きを見落として、最大料金の繰り返し適用があるものと誤解して5日利用したところ、2,500円ではなく、20,000円以上請求された」
「『最大24時間2000円』と表示され、24時間経過後は通常料金が加算されるが、その旨が表示されていない駐車場を、最大料金の繰り返し適用があるものと誤解して3日間利用したところ、6,000円ではなく数万円請求された」
これらのように、料金体系に関する注意書きがとても小さく記載されていたり、そもそも説明書きがなかったりする場合があります。
SNS上においても同じように「最大料金の繰り返しがないタイプの駐車場で料金がやばいことになった」、「コインパーキングに停めたら、土日は最大料金の適用がなくて高額だった」などの声が多く寄せられています。
コインパーキングの料金表示に関しては利用者から国民生活センターに多くの苦情が寄せられています。
それを受け、2014年に唯一の業界団体である一般社団法人日本パーキングビジネス協会(JPB)が「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」を公表し、より分かりやすい看板表記についての指針を示しました。
これにより、ガイドラインに沿った看板は増加したものの、それでも未だに分かりにくい表記の看板が残っているのも事実です。
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