トーヨータイヤが軽自動車の耐久レースに初参戦!「PROXES TR1」で10時間走る

トーヨータイヤが「Team TOYO TIRES」を結成して「K4-GP FUJI 10H耐久レース」に初参戦しました。使用燃料に限りがあり、速いだけでは勝てない10時間レースを、ドライバーはどう感じたのでしょうか。

タイヤワークスとしてトーヨータイヤが初参戦!

 トーヨータイヤは2023年8月15日、静岡県の富士スピードウェイで開催された「K4-GP FUJI 10H耐久レース」に、「Team TOYO TIRES」を結成して初参戦しました。

「Team TOYO TIRES」のドライバーを務めた5人
「Team TOYO TIRES」のドライバーを務めた5人

 プロドライバーからアマチュアドライバーまで幅広い層が参戦する軽自動車の耐久レース「K4-GP」は、レース中の給油回数や給油量に制限があり、車両のチューニングやエコドライブテクニックが完走への鍵を握るとのことです。

 今回結成された「Team TOYO TIRES」のドライバーは5人で、レーシングドライバーの木下隆之さん、川畑真人さん、玉城詩菜さん、自動車ジャーナリストの竹岡圭さん、同社社員の宮園拓真さんという、さまざまな経歴を持つメンバーがそろいました。

 参戦車両は、自動車関連製品に強みを持つ商社のSPKが提供したパーツを取り付けたダイハツ「コペン GR SPORT」で、トーヨータイヤのグローバルフラッグシップブランド「PROXES(プロクセス)」シリーズの「PROXES TR1(プロクセス ティーアールワン)」を装着しました。

豪雨、晴れ、豪雨と天気が変化 難しいコンディションに

 当日はスタート前、豪雨に見舞われたものの、前日の雨予報とは打って変わって日中は多くの時間帯で晴天が続きました。しかし、スタートから7時間が経過した15時ごろには再び豪雨となり、路面状態の予想が難しいレースとなりました。

 スタート時とゴール時のドライバーを務めた木下隆之さんはレース後、タイヤについて「雨でもドライでもグリップが良く、転がり抵抗が少なく燃費も良かった。タイヤの溝も最後まで減りきらず持ったので、タイヤの持ち味を生かしたレースになった」とコメントしました。

 レース結果は、同チームが所属するGP-3Fクラスで13台中9位。総合結果は、128台が出走した中で75位という成績でした。

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