ヤバっ…「車内で食べこぼし!」 ついうっかりが「消えない悪臭」の原因にも!? 夏のドライブの「後始末」どうやればイイの?
ドライブの移動中、車内で飲食することもありますが、ついうっかり食べ物や飲み物をこぼしてしまうことも。軽く拭いただけですませてしまうと、やがて車内に「悪臭」が…! いったいどうしたら良いのでしょうか。
車内で食べこぼし! まずは「素早く拭くべし」
夏の行楽シーズンは、家族や仲間とクルマに乗り合わせての移動も増えるタイミング。そんなとき、うっかり車内で食べ物や飲み物をこぼしてしまった……なんてアクシデントに見舞われることもあるでしょう。
車内での食べこぼし、飲みこぼしは意外と厄介なもので、放っておくとシミなどになってしまうだけでなく、悪臭の原因になることもしばしば。ではそんなアクシデントが起きてしまったときは、どのような対応をすればよいのでしょうか。
まず、簡単かつ確実に行っておきたいことは、「すぐに拭き取る」ということです。
水分が乾いてしまった後に放っておくと、シート地やカーペットなどで雑菌が繁殖し、車内の悪臭の原因となる恐れがあります。
特に夏場は締め切った車内が暑く蒸されるため、雑菌にとっては絶好の条件ともいえます。
こぼしてしまった事実は消すことはできませんが、早急に処理することで、シートやカーベットにしみ込む量を最小限に抑えることも可能。のちのちの清掃のときなども有利に働くことは間違いありません。
そしてシート用のクリーナーなどがなくても、完全に乾いてしまう前に、水で濡らして硬く絞った雑巾などで叩くように拭き上げることで、ある程度の付着物は回収することができるハズです。
とはいえベージュ系など明るい色のシート表皮の車両などでは、シミのように残ってしまう可能性もあります。
その際は市販のシート用クリーナーを使用し、歯ブラシなど柔らかいブラシ類でブラッシングしながら拭き上げることで、かなり汚れを掻きだすことができます。
ここで固めのブラシを使ってしまうと、シート表皮が毛羽だってしまうなど、思わぬ悪影響が発生することもあるため、柔らかいもので優しく作業するのがオススメです。
それでもとれなかったり、時間が経ってしまった汚れに対しては、市販のクリーナーを繰り返し使用するという方法もありますが、「カーペットリンサー」というアイテムを使うという選択肢もあります。
これはカーペットやシートなどに洗剤を含んだ洗浄液を吹きかけ、汚れを分解したうえで、掃除機のようなもので汚れと洗浄液を吸い上げるというもの。
これを使用すれば、シートの奥まで入り込んでしまった汚れに対しても吸い上げることができるため、かなりスッキリさせることができます。
このほかにも、一見すると汚れていないように見えるシートでも、カーペットリンサーを使用すると真っ黒な洗浄液が吸い上げられることがほとんどであるため、リフレッシュを兼ねて実施するものオススメです。
なお、カーペットリンサーは家庭用のものであれば、1万円弱くらいで購入できるほか、レンタルサービスを行っているところも多いので、車内だけでなく家庭内のカーペットやソファーなども一気にキレイにしてしまうのもひとつの方法と言えるでしょう。
いやいや「真夏にそんな作業したくない!」という人は、室内清掃を得意としているプロショップも多く存在しているので、すべてプロに一任してしまうのも選択肢のひとつです。
このようにシートの汚れに関しては、その原因となるものを取り除き清掃をすることで元の状態に限りなく近づけることができます。
しかしこれが、シートやカーペットだけが原因でないケースもあります。
汚れ以前に走行中の飲食は安全運転義務違反にあたる可能性が大です。
パーキングに停めて休憩・飲食、大渋滞に巻き込まれてどうしても無理な状況でも同乗者の手を借りて食べやすい物の飲食にしましょう。