日産「マーチ」”完全終了”してなかった!? MTアリ&ド迫力グリル装備で存命! アンダー210万円の“海外マーチ”がカッコイイ!
日産「マーチ」は、誕生から40年目の2022年に日本仕様の生産が終了していますが、国外ではまだ販売されていると言います。どのようなモデルとして継続しているのでしょうか。
マーチまだ生きていた!? 迫力のVモーショングリルも装備!
日産「マーチ」は、1982年に初代モデルが登場した同社のエントリーモデルでしたが、誕生から40年目の2022年に日本仕様の生産が終了、現在ではラインアップされていません。
そんなマーチですが、国外ではまだ販売されていると言います。どのようなモデルとして継続しているのでしょうか。
マーチは、日産が国内でも展開していたコンパクトカー。1982年に初代モデルが登場し、その後、1992年に2代目モデル、2002年に3代目モデル、そして2010年現行モデルとなる4代目モデル(K13型)が登場しています。しかし、前述の通り誕生から40年目の2022年に日本仕様の生産が終了、現在は販売されていません。
マーチは発売当初から「誰でも乗りこなせるコンパクトさ」や「コスパがいい乗用車」として長年人気を博しました。軽自動車を除けば日産車のラインナップのボトムラインを担い続けてきたクルマでもあります。現在はその役目は「ノート」が担っていますが、2022年の国内販売終了時のマーチのベースグレードが130万円ほどだったのに対し、ノート(ノート e-POWER)のベースグレードは220万円超えと、同様の位置づけとはいい難い部分があります。
そんなマーチですが、実は欧州では2017年の春から5世代目となる「K14型(海外名:マイクラ)」が登場し現在も発売を続けているほか、日本で販売していたK13型も姿を変えて展開されています。
例えば、日産のメキシコ法人は同市場でK13型マーチを継続販売しており、2021年には内外装にアップデートを加えたマイナーチェンジモデルを登場させています。
そのエクステリアは、全体的なフォルムこそK13型マーチそのものですが、現在の日産車に通ずる大型のVモーショングリルを基調とし、ヘッドライトやフロントバンパーが変更され精悍な印象となっているほか、リアバンパーにはディフューザー風のパーツが取り付けられスポーティな雰囲気を取り入れています。
インテリアでは、現代の日産らしいシャープな印象のハンドルが装備されるほか、センターコンソールのデザインが変更されています。
パワートレインには、最高出力106馬力・最大トルク105Nmを発揮する1.6リッター直列4気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションには、日本には用意されていなかった4速ATと、“ニスモS”にのみ用意されていた5速MTが選択可能です。
価格は、MTモデルが25万7900メキシコ・ペソ(約206万円)から、ATモデルが27万9900メキシコ・ペソ(約223万円)からです。
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日本国内では、2022年の生産終了以降、欧州で販売されるK14型や、メキシコで販売されるマイナーチェンジ版のK13型マーチを日本で販売再開するといった動きは、2023年6月時点でも明示されていません。
40年に渡り続いた “マーチ”のブランドも、このまま静かに終了することとなりそうです。
マーチの生産終了について、当時SNSなどでは「新型はあるとしてもEVかなぁ」「悲しい」「名車がどんどん消えていく」など、歴史ある車名の絶版を惜しむコメントが多く寄せられていました。
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