狭いとこ「ぐるぐる」! 軽より小回り効く「ホンダe」は車内で「お魚」も飼えるスゴいヤツだった!?

車内が「アクアリウム」になる!?

 ホンダ eの室内は、外観同様にシンプルかつクリーンにまとめられています。

 頭上にはサンシェード付きのガラスルーフ(スカイルーフ)が配され、その後方には4つのLEDダウンライトが備わり、間接照明で車内にやわらかな光で照らします。

欧州向けのドレスアップアイテム「ヨーロッパスタイル」は、ホンダ eをサブスクサービス「Honda ON」から手に入れるユーザーのみの特権です
欧州向けのドレスアップアイテム「ヨーロッパスタイル」は、ホンダ eをサブスクサービス「Honda ON」から手に入れるユーザーのみの特権です

 シートは2トーングレーの色合いで、メランジ調のファブリックを採用し、ソファのようなオシャレさ。

 そしてリビングのテーブルを思わせる木目調パネルがあしらわれたインパネの上には、横一面に、バックミラー代わりのモニターを含む5つの大型モニターが並ぶ斬新なレイアウトが拡がります。

 特に中央から助手席前にかけて、12.3インチワイドディスプレイが2画面で並ぶのは圧巻です。

 車両の状態やコネクティッド機能などを示すほか、独自のアプリケーションソフト(アプリ)をダウンロードすることもできました。

 なかでも水槽の様子が再現されるアクアリウムのアプリでは、画面をタッチすることで、飼っている魚にエサを与えることもできたりするユニークなものでした。

 ホンダの開発者はこうした機能の充実ぶりについて、以前の取材で次のように話しています。

「インターネットの常時接続ができることで、走行中のみならず、急速充電を待つ時間でも快適に過ごしてもらえます」

 このように多彩な魅力を持ったホンダ eでしたが、アクアリウムなどの独自のアプリを提供するHondaアプリセンターは、残念ながら2022年度中にサービスを終了しています。

 一方で引き続き「Apple CarPlay」や「Android Auto」といったスマートフォンとの連携機能のほか、AI技術による音声認識アプリ「Honda パーソナルアシスタント」などは継続して利用可能です。

 2023年現在、ホンダ eは「Honda e Advance」の1グレードで展開され、メーカー希望小売価格(消費税込み)は495万円です。

 国の補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)により、最大55万5000円が優遇されるほか、自治体によっては独自の補助金制度を用意しているケースもあるなど、現在BEV導入を促す仕組みも用意されています。

※ ※ ※

 ホンダでは、同社のサブスクサービス「Honda ON」において、ホンダeが月々定額で乗れる特別プランが用意されています。

 車両代と付属品、登録費用に加え、車検やメンテナンス、消耗品大、税金や補助金申請、自動車保険などのほか、バッテリー保証(16万キロまで70%容量保証)などが含まれています。

 5年後返却の特別プラン(ボーナス払いあり、補助金込み、東京都の場合)で、月額費用は4万1380円からです。

 そしてHonda ONだけの特典として注目されるのが、欧州市場向けのドレスアップアイテム「ヨーロッパスタイル」が選択可能という点です。

 ブルー基調のエクステリアアイテムで、他とは違うホンダeのスタイルを楽しむことができます。

[※編集部注記:2023年6月6日、本文の一部を修正しました]

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Writer: くるまのニュース編集部

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