まさか…トヨタが新型「クラウンスポーツ」を21年末に初公開!? 16車種を「一気披露」の衝撃…! いくつ実現したのか
2021年12月にトヨタが世界初公開したBEVコンセプトカーのなかで、実現したものはどれだけあるのでしょうか。約1年半が経過した今、検証してみます。
トヨタ&レクサスで計16台のBEVコンセプトカーの現状は?
トヨタは2021年12月14日に「バッテリーEV戦略に関する説明会(以下、BEV説明会)」を実施し、2030年までにグローバルでZEV(ゼロエミッションビークル)を350万台(そのうちレクサス100万台)販売するという目標を掲げるとともに、バッテリーEV(BEV)を30車種投入する計画について明らかにしました。
さらに、発表会の会場ではトヨタ12車種、レクサス4車種のBEVを初公開するなど、BEV戦略について大々的に発表したことが話題になりました。
BEV説明会から1年半近くが経過した今、あの時公開されたBEVのなかで発売または市販化に近いモデルは登場しているのでしょうか。
まず、国内で市販化されたモデルとして、「bZ4X」があります。「bZ(ビヨンドゼロ)シリーズ」の第1弾としてデビューしたbZ4XはSUVタイプの電気自動車で、スバルと共同開発されたモデルです。
同車は2022年5月にKINTO専用車(サブスクリプション)として発売。その後、ハブボルトのリコールを受けて新規受付を停止していましたが、同年10月に申し込みが再開されました。
もう1台市販化されたモデルは、レクサス「RZ」です。bZ4Xと同じくSUVタイプのBEVで、2023年3月30日にレクサス初のBEV専用車として発売されました。
次にあげるのはトヨタが国内で続報を発表したモデルです。
2022年7月に、16代目「クラウン」が世界初公開され、これまでのセダンに加え、3つのSUVが設定されることになりました。
そのなかの1台である「クラウン スポーツ」が、BEV説明会で公開された「クロスオーバーEV」に酷似しているのです。
クロスオーバーEVが新型クラウン スポーツの原型だったとは明言されていませんが、王冠バッジが装着されていないとはいえ、デザインもボディカラーも新型クラウン スポーツそのもの。
その一方で、新型クラウン スポーツのパワートレインはハイブリッドとプラグインハイブリッドの2つであることが2023年4月に発表されており、現時点でBEVは設定されません。しかし、ゆくゆくはBEVが登場する可能性も捨てきれないといえそうです。
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ほかには、中国で発売予定のセダンタイプのBEV「bZ3」を2022年10月に発表、bZ4Xよりも小型で扱いやすい「bZ コンパクトSUV コンセプト」も2022年11月のロサンゼルスオートショーで米国初公開しました。
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