ミシュランがホンダとの共同開発タイヤでシビックタイプRニュルブルクリンクFFモデル最速ラップ記録に貢献

日本ミシュランタイヤは、ミシュランがホンダと共同開発したサーキット用スポーツタイヤ「MICHELIN PILOTSPORT CUP2 CONNECT」を装着したホンダ「シビックタイプR」が、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」北コースで行われた走行テストで、FFモデル最速となるラップタイムを記録したと発表しました。

シビックタイプRで記録

 日本ミシュランタイヤは2023年4月20日、ミシュランがホンダと共同開発したサーキット用スポーツタイヤ「MICHELIN PILOTSPORT CUP2 CONNECT(ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップツー・コネクト)」を装着したホンダ「シビックタイプR」が、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」北コースで行われた走行テストで、FFモデルで最速となる7分44秒881のラップタイムを記録したと発表しました。

「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECT」を装着しニュルアタックに挑んだホンダシビックタイプR
「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECT」を装着しニュルアタックに挑んだホンダシビックタイプR

 今回記録したラップタイムは、2019年から制定されたニュルブルクリンク公式ルールに基づく、北コース20.832kmでの測定値です。2019年5月にルノー「メガーヌR.S.トロフィーR」が同コースで記録した7分40秒100は、20.600kmで測定したタイムでした。

 シビックタイプR には、ミシュランの「MICHELIN PILOT SPORT 4 S(ミシュラン・パイロット・スポーツ・フォー・エス)」が標準装着されており、その開発ノウハウを生かして、「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECT」をホンダと共同開発。サーキットでの走行性能をより引き出し、ドライグリップ性能を向上させるとともに、バランスのよいハンドリングを実現したとのことです。

 シビックタイプRの開発責任者、柿沼秀樹氏は「圧倒的な速さとグランドツアラー性能を兼ね備えた新世代タイプRを進化させる上で、ハイパワーFF車が持つ諸元と運動特長に、より一層照準を合わせたタイヤ開発をする必要がありました」として、ミシュランとタッグを組んだ理由を述べ、「シビックタイプRの優れたサーキット性能を最大限に満喫されたいお客さまのために、サーキット走行により照準を合わせたMICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECTを共同開発」したと説明しています。

 その上で柿沼氏は「ニュルブルクリンクのタイムアタックにおいては、この共同開発のMICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECTを履くシビックタイプRの高い性能が遺憾なく発揮されたことで、ミシュランと共に“ニュルブルクリンクFF車最速”の達成を実現することができました」と記録達成の喜びを語り、「ぜひ皆さまも、この共同開発したMICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECTで、進化したシビックタイプRのサーキットパフォーマンスを余すことなくお楽しみいただければ幸いです」と語ったとのことです。

【画像】シビックタイプRのニュルアタックに貢献したミシュランのスポーツタイヤを見る(15枚)

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