「西多摩産業道路」21日に部分開通 踏切に挟まれた多摩橋通りに接続、南北移動をサポート
西多摩産業道路(福生都市計画道路3・3・30号武蔵野工業線)の一部区間が、2023年2月21日に開通します。
南北方向に300m開通
東京都が福生市内で建設を進めている西多摩産業道路(福生都市計画道路3・3・30号武蔵野工業線)の一部区間が、2023年2月21日14時に開通します。
西多摩産業道路は、福生市から羽村市を経由して青梅市に至る都市計画道路です。新奥多摩街道と並走しつつ、JR青梅線とJR八高線に挟まれた土地に広がる工業団地の南北軸として機能しています。
現在は、計画延長5.9kmのうち福生市内に残る1.3kmは未開通で、さらにこのうちJR福生駅近くの多摩橋通りから、現在の南端である富士見通りまでの650mが建設中です。
今回は、この650mのうち南半分にあたる、多摩橋通りから都道165号・本町通りまでの約300mが開通します。
幅員は25m、車道は暫定2車線です。
多摩橋通りと都道165号・本町通りは、国道16号(東京環状)と新奥多摩街道を東西につないでいますが、いずれも青梅線と八高線の踏切がボトルネックです。
今回の開通により、踏切の間の多摩橋通りと都道165号・本町通りをつなぐ南北の道に西多摩産業道路が加わり、移動ルートの選択肢が増えます。
都は「新たな道路空間が生まれることにより、災害時には延焼遮断帯や避難路としての機能が発揮され、地域の防災性が向上します。さらに、電線類を地中化することで、安全で快適な道路空間の確保、良好な都市景観の創出が図られます」としています。
なお、北半分の都道165号から富士見通りまでの区間については、早期開通を目指すとしています。
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