「西彼杵道路」18日に一部開通 渋滞市街地を迂回 将来は長崎~佐世保の「南北軸」に
長崎県内で計画されている高規格道路「西彼杵道路」の一部区間が開通します。
時津町中心部を迂回
長崎県内で整備が進む高規格道路「西彼杵(にしそのぎ)道路」の一部が、2023年2月18日15時に開通します。
西彼杵道路は国道202号・206号と並走し、佐世保市から西彼杵半島を経て長崎市の隣の時津町に至る延長約46kmの高規格道路です。
すでに開通している新西海橋や、それを含む西海パールライン有料道路(江上バイパス)、前後の指方バイパスや小迎バイパスもこの西彼杵道路を構成します。
西彼杵道路の全線が開通すると、長崎県内の道路網の新たな南北軸となり、長崎市~佐世保市間の所要時間は、現在の西九州道・長崎道経由よりもさらに短い1時間以内で結ばれる見込みです。
そして今回は、長崎市の北に接する時津町で、西彼杵道路の計画区間の南端となる日並ICから時津ICまでの3.4kmが開通します。
道路は幅員10.5m、2車線(片側1車線)で、通行料は無料です。
長崎県によると、この開通により国道206号の左底交差点や、国道207号と接続する時津町交差点などの渋滞ポイントの迂回が可能に。
これにより時津町中心部の混雑が緩和するとともに、通過の所要時間は3分ほど短縮される見込みといいます。
なお、時津ICは臨港道路畝刈時津線に接続し川平有料道路とも連絡しますが、将来は時津ICからさらに南の長崎市中心部まで、別途計画されている長崎南北幹線道路が接続します。
この区間は設計速度60km/h以上の自動車専用道路で、途中には滑石ICと松山IC(いずれも仮称)が設けられる計画です。
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