名阪国道針IC~宇陀の「Ωカーブ」を改良! 国道369号香酔峠、2月4日開通

国道369号の香酔峠工区が開通を迎えます。これにより走行性と安全性が向上するといいます。

「ゆるカーブ+登坂車線」に改良

 国道369号の「香酔(こうずい)峠工区」が2023年2月4日15時に開通します。

開通を控えた国道369号香酔峠工区(画像:奈良県)
開通を控えた国道369号香酔峠工区(画像:奈良県)

 国道369号は、奈良県奈良市から三重県松阪市に至る全長約128kmの道路です。

 香酔峠は奈良市と宇陀市の境に位置し、国道25号名阪国道の針ICと宇陀市街を南北に結ぶルートの通り道になっています。

 しかし峠の区間は急勾配や見通しの悪い急カーブがあり、奈良県によると大型車の速度低下や積雪時の立ち往生が発生するなど、円滑で安全な通行に支障をきたしている状況といいます。

 そこで、940mの区間を対象に改良が進められ、そのうち北側の480mは2018年3月に登坂車線を設置。

 続いて今回は、線形の悪い「Ω」カーブのある南側の残り360mが完成を迎えます。

 道路は標準幅員が10.5mに広がり登坂車線が延伸。さらに一部は新規区間に付け替えてΩカーブを緩くします。

 これにより、通行車両の走行性と交通安全性の向上が図られるということです。

 4日15時の開通に先駆けて、同日10時から宇陀市内で開通式が、11時から現地で鋏入れや通り初めといった開通記念セレモニーがそれぞれ開催される予定です。

【地図】国道369号のΩカーブ「香酔峠」の改良概要を見る(12枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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