欲しい人続出!? 世界初公開されたトヨタ新型「プリウス」 車中泊も出来るかも!? 新旧触って感じた変化&進化とは
2022年11月16日にワールドプレミアとなったトヨタ新型「5代目プリウス」ですが、先代となる4代目プリウスとくらべて何が変わり、どう進化したのでしょうか。
世界中で話題のトヨタ新型「プリウス」実物触った印象は?
デザインがとにかく「カッコいい」と話題のトヨタ新型「プリウス」。
今回のフルモデルチェンジで5代目モデルとなりましたが、先代となる4代目と比べてどう違うのでしょうか。
初代プリウスは「21世紀に間にあいました。」のキャッチコピーを採用し、次世代環境車の先駆けとして1997年に誕生しました。
2代目モデルではさらなる燃費向上を実現するとともに、空力にも優れるという独特な見た目の「トライアングルシルエット」を採用。3代目ではさらなる燃費向上を図ったことで、ハイブリッド車を普及させたクルマとして世の中の「環境意識の高まり」とともに世界的に認知されました。
2015年に登場した先代となる4代目モデルは、現在のトヨタ車の根幹となる「Toyota New Global Architecture(以下、TNGA)」を採用した第一弾です。
さらなる燃費性能向上に加えて、「カッコよさを際立たせる低重心スタイル」や「走りの良さ・乗り心地の良さ・静かさ」といったさまざまな基本性能の大幅向上を目指しました。
4代目モデルは、プリウスの象徴でもあるトライアングルシルエットに、TNGAによる低重心パッケージを融合させた先進的でエモーショナルなデザインを採用しています。
フロントフェイスは、発表時のモデルに精悍な目つきの個性的なデザインに加えて、三角形状の輪郭を持たせシャープな印象を与えるLEDクリアランスランプを採用しましたが、一部のユーザーからはフロントは「歌舞伎顔」、リアデザインは「鳥居型」と酷評され、マイナーチェンジでクリーンなデザインに改められました。
一方の5代目となる新型プリウスは、トライアングルシルエットから「モノフォルムシルエット」という呼び名に変更されつつもコンセプトを継承。
TNGAとして第2世代となる新たなプラットフォームを採用することで、さらなる低重心化や19インチ大径タイヤによるスタイリッシュなプロポーションに刷新されました。
さらに4代目モデルでは前方にあったルーフトップをボディ中心に寄せたほか、全高を下げることで、まるでクーペのようなスタイリッシュなシルエットを実現しています。
また4代目モデルではボディサイドなどのキャラクターラインで低重心を強調していましたが、新型プリウスではキャラクターラインを最小限に抑え、シンプルにしつつも抑揚のあるボディ造形とすることで、流れる美しさを表現しました。
実際に4代目モデルと新型プリウス(後期型)を並べると、どのような違いがあるのでしょうか。
例えばフロントフェイスでは、4代目モデル(後期型)は前期型と比べてシンプルな印象となっていますが、新型プリウスではヘッドライトから中央グリルと横一文字風な存在感のあるフェイスとなり、一見似ている部分がまったく無いように見えます。
しかし、フロント中央からボンネットに伸びるラインやロアグリルの形状などは、先代と似ている部分も残っているようです。
一方のリアでは大きく異なり、新型プリウスでは薄型の横一文字ランプを用いることで先進的な印象を与えています。
もっとも異なる部分がサイドシルエットで、前述の通り全高が下がったことや、ルーフトップの位置が後方に移動していることで、まったく別のクルマに感じられました。