充電時間が半分に!? 急速充電方式「チャデモ3.0」実用化に向けた動きが加速! EV普及の救世主となるか

自宅での「普通充電」利用に特化した「軽EV」の動きも

 ここで改めてEVの充電について紹介しましょう。

 EVの充電には「普通充電」と「急速充電」という2つの方法があります。

日産と三菱が共同開発した軽EV(左:日産「サクラ」/右:三菱「eKクロスEV」)
日産と三菱が共同開発した軽EV(左:日産「サクラ」/右:三菱「eKクロスEV」)

 自宅などで行う普通充電器では、電圧200V・電流30A(出力6kW)を採用したとしても、ひと晩、またはそれ以上の時間がかかります。

 自動車ディーラーや高速道路のSA/PA、コンビニ、道の駅などにある急速充電器の場合では、前述のように現時点では出力50kWが主流です。

 しかも1回の充電は30分単位になっていますので、それだけでは満充電にならないほど、近年は電池容量が大きいEVが増えてきている状況です。

 EVの課題である航続距離を伸ばそうとすると、おのずと搭載する電池容量を大きくする必要があります。

 しかし電池容量が大きくなるとその分の充電時間が長くなってしまうため、結果的に充電器の出力を上げることにつながっていきます。

 一方で、日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」のような軽自動車のEVも登場し、また別の視点で充電に対する考えを示しているケースも見られます。

 これは、軽自動車の一般的な利用シーンでは長距離移動は少ないという考えから、搭載する電池の容量を少な目にすることで充電時間自体を抑えようというものです。

 そのうえで、急速充電ではなく自宅での普通充電を毎日の生活の中で「ルーティーンにしよう」というのがメーカーの主張です。

 さらに電池容量が少なければ車両本体価格も抑えられるという商品コンセプトも理にかなっています。

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国産プレミアムBEV(電気自動車)比較/(上)日産 アリア/(下)トヨタ bZ4X・スバル ソルテラ
(左)日産 サクラ/(右)三菱 eKクロスEV
日産の新型軽EV「サクラ」
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