大野油坂道路の「最長トンネル」いよいよ貫通! 東京・名古屋~福井の最短ルートとなる中部縦貫道計画とは
大野油坂道路で最長となる「荒島第2トンネル」が、貫通を迎えます。このルートは中部縦貫道の一部となり、首都圏・中京圏と福井を結ぶ動脈になります。
荒島第2トンネル、10月3日貫通へ
大野油坂道路で最長となる荒島第2トンネルが、2022年10月に貫通します。
この区間ができると、どのような効果があるのでしょうか。
大野油坂道路は国道158号のバイパスで、中部縦貫道を構成する地域高規格道路(自動車専用道路)の一部でもあります。
計画延長は35.0kmで、すでに開通している永平寺大野道路の終点・大野ICと油坂峠道路とを接続し、これらの道路とともに北陸道と東海北陸道を東西につなぎます。
この整備により、中京圏~北陸の新たなルートになるほか、首都圏~福井の最短ルートとしても期待できます。
今回貫通を迎える荒島第2トンネルは福井県大野市内に位置しており、延長は大野油坂道路のトンネル10本の中で最長の4988mです。2018年11月から4年かけて掘削が進められてきました。幅員は12mで、道路は2車線(片側1車線)で整備されます。
荒島第2トンネルの貫通は、10月3日午前に予定されています。
大野油坂道路の大野IC~勝原IC間10.0kmは2022年度、荒島第2トンネルを含む勝原IC~九頭竜IC間9.5kmは2023年秋、九頭竜IC~油坂出入口(仮称)間15.5kmは2026年春にそれぞれ開通する見込みです。
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