「オートキャンプ」人気がコロナ禍で加速!? 普通のキャンプと何が違う? マナーや注意すべきこととは

キャンプ人気が過熱するなか、とくに注目を集めているのが「オートキャンプ」と呼ばれるスタイルです。オートキャンプとは何なのでしょうか。

「オートキャンプ」は普通のキャンプと違う!?

 コロナ禍によって人々の行楽も変化してきています。なかでも「密」を避けることができることからアウトドアが再びブームとなり、キャンプの人気が非常に高まっています。

 そして今までのアウトドアブーム以上に盛り上がっているのが、「オートキャンプ」と呼ばれるスタイル。クルマを活用したキャンプのことを指しますが、マナーや注意点なども知っておきたいところです。

オートキャンプと普通のキャンプはどう違う?
オートキャンプと普通のキャンプはどう違う?

 一般社団法人日本オートキャンプ協会によると、オートキャンプを楽しむ人はコロナ禍の影響があっても年々増加傾向だといいます。

 クルマを利用してキャンプを楽しむ人は2012年から7年連続で増加傾向を示し、2019年は利用者数が860万人を記録。

 コロナ禍が本格化した2020年は行動規制もあり610万人まで減少しましたが、2021年からは復調傾向を見せており、これに合わせて新規のオートキャンプ場も次々とオープン。現在では全国に2500か所以上存在しています。

 もちろん、今までもキャンプ場でキャンプを楽しんでいた人はもちろんいたわけですが、普通のキャンプ場とオートキャンプ場は何が違うのでしょうか。

 自身のクルマもキャンパー仕様へとカスタマイズしているオートキャンプを楽しんでいる、業界関係者O氏に聞いてみました。

「今までのキャンプ場は、テントスペース内であればどこにでもテントを張ることができますが、原則としてテントスペースには駐車はできません。

 一方で、オートキャンプ場は『サイト(区画)』が定められており、サイト内にクルマを置くことができます。

 積載したキャンプ道具の積み下ろしも楽ですし、サイト分けでほかの宿泊客とも一定の距離が保てるのでプライバシーを確保できるのが魅力です」

 また最近のオートキャンプ場は施設が充実しているところが多く、シャワールームや水洗トイレだけでなく、温泉まで楽しめるところがあるそうです。

「AC電源が用意されていたり、水道やオープンキッチンまで併設しているところも多いので、キャンプ初心者や家族連れなどでも安心して楽しめるようになっています」(業界関係者O氏)

 キャンプと聞くと、より自然に近い環境のなか自分でテントの設置場所から確保しなければいけませんでしたが、オートキャンプ場であれば気軽にキャンプ気分が楽しめるようになりました。

 もちろん利用料金はそのぶん高めになりますが、便利で衛生的な施設が使えるとあって、最近では週末のオートキャンプ場は予約が取りにくいほど人気になっているそうです。

「以前はキャンピングカーやトレーラーなどを活用するスタイルを指していましたが、現在ではクルマにキャンプ用具を搭載しサイト内まで乗り入れ、『タープ』と呼ばれる簡易屋根を設置しキャンプを楽しむことなど全般を含めてオートキャンプと呼ばれています。

 近年はソロキャンプ(1人キャンプ)の人気が非常に高く、平日のオートキャンプ場は1人で車中泊するユーザーが増えています」(業界関係者O氏)

 流行語にもなったソロキャンプですが、確かに車中泊できるオートキャンプ場であれば、1人でフラッとクルマを走らせ、テントを張る必要もなくアウトドアを楽しめるのは大きな魅力。

 とくに女性のソロキャンプなら、ドアロックできる車中泊なら安心して楽しめそうです。

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