驚異の「リッター36km」! 一番売れてるトヨタの「快速ハッチ」に注目! 待望の電動パーキング採用&新色「マスタード」設定! 6速MTもある「最新ヤリス」とは!
驚異の燃費性能を誇るトヨタ「ヤリス」は、登録車で一番売れているモデルです。最新の一部改良でさらに魅力を増した同車は、一体どのようなモデルなのでしょうか。
一番売れてるトヨタの「快速ハッチ」に注目!
トヨタ「ヤリス」は、人気のコンパクトカーです。日本自動車販売協会連合会の「乗用車ブランド通称名別順位」によると、2025年度(2025年4月~2026年3月分)は15万4627台を登録し、登録車のナンバー1に輝きました。
この数字は、SUVの「ヤリスクロス」やスポーツモデルの「GRヤリス」を含めたシリーズ全体の合算ですが、その中核をなすのがベースとなるハッチバックのヤリスです。
日本を代表する大ヒットシリーズを牽引するヤリスとは、一体どのようなモデルなのでしょうか。
ヤリスの前身である「ヴィッツ」は、1999年に誕生した初代から3世代20年にわたり日本のコンパクトカー市場を牽引してきた存在です。
初代は扱いやすいスモールカーとして登場し、2代目・3代目ではボディサイズを拡大して居住性や走行性能を大幅に向上。2017年にはハイブリッド車も追加され、優れた環境性能と取り回しの良さを両立しました。
この3代にわたる進化と実績こそが、現在のヤリスの確固たる土台となっています。

ヴィッツの後を受け継いだ現行ヤリスは、2020年2月に発売。従来までのヴィッツは3ドアもありましたが、欧州仕様も含めてノーマル仕様は5ドア専用設計となっています。
プラットフォームには、コンパクトカー向けで初となる「TNGA(GA-B)」を採用。全長は3代目ヴィッツよりも5mm短い3940mm、全幅は5ナンバー枠に収まる1695mmとし、2WDの全高は1550mmに抑えられました。
ホイールベースは3代目ヴィッツより40mm長くなったものの、後席は開口部・足元空間ともにややタイトな印象。このロングホイールベース化は、前席優先の設計と走りのよさを重視した結果です。また、荷室容量が3代目ヴィッツの278リッターから270リッターへと少し小さくなったのも、同様に前席優先の考え方によるものです。
そのフロントシートは3代目よりも低い位置にレイアウトされ、ステアリングとシフトレバー、ペダルの位置関係がより自然になりました。
ラインナップは、基本の装備を備えたシンプルモデルの「X」、バランスよくニーズを満たすミドルモデルの「G」、上質な装備を取り揃えた最上位モデルの「Z」という3構成。
ガソリン車のパワートレインは、1.5リッター直列3気筒「ダイナミックフォースエンジン」が主力。スムーズでダイレクトな加速を実現するCVTのほか、6速MTも用意されており、軽量なボディを活かしてキビキビ走る“快速ハッチ”としての一面も持ち合わせています。
さらに、主に法人ニーズに応えるため、安価でシンプルな1リッターエンジンと小型軽量化されたCVTとの組み合わせも用意されました。
ハイブリッド車にも1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンが搭載され、燃費はクラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lを達成。4WDには、トヨタのコンパクトカーで初となる電気式4WDシステム「E-Four」が採用されています。
先進安全装備は最新版の「Toyota Safety Sense」を搭載し、交差点右折時の対向直進車、右左折後の横断歩行者も検知対象となりました。さらに、発売当初は高度駐車支援システム「Toyota Teammate(Advanced Park/パノラミックビューモニター機能付)」をハイブリッド車にオプション設定して話題を呼びました。
直近の2026年3月2日発売の一部改良では、ハイブリッド車に待望のブレーキホールド機能付電動パーキングブレーキを採用。これに伴い、ハイブリッド車のZとGにはフロントアームレストも新設されています。
さらに、Zにコネクティッドナビ対応「10.5インチディスプレイオーディオPlus」が標準装備されたのも大きなトピックス。Gには、コネクティッドナビ対応「8インチディスプレイオーディオPlus」が標準装備となります。
また、全車に「スマートエントリー&スタートシステム(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)」が標準化されたほか、4WD車は寒冷地仕様が標準(2WDはメーカーオプション)となりました。
ボディカラーでは2トーンカラーが廃止された一方、Zに新色の「マスタード」を設定。全車にブラック加飾のドアミラーやシャークフィンアンテナが用意されたことで、ディテールまで精悍な雰囲気を漂わせています。
なお、メーカーオプションは一部変更(廃止)されています。デジタルキーや「トヨタチームメイト(アドバンストパーク)」の自動駐車支援システム、パノラミックビューモニターの床下透過表示付などが非設定に。一度は設定されたものの、ユーザーの選択が少なかったオプションが整理された形です。
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ヤリスの価格(消費税込)は、ガソリン車が169万7300円から251万5700円、ハイブリッド車が224万9500円から288万4200円です。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。






























