「新車がない!」そんな緊急事態でも「値引きをゲット!?」 新車購入の達人が伝授する商談マル秘テクとは

いまもっとも気にしておきたい「新車納期の長期化」に備えよ

 商談マル秘テクその4は、いまもっとも重要なポイントとなる「長納期に対する問題をクリアにせよ」です。

 2022年7月末現在、新車を購入する際に気を付けておきたいのが、車種によっては納期がかなり長くなっているという点。

 以前では早ければ1か月、長くても3か月ほどで届いていた新車。車検切れのタイミングに合わせせいぜい3、4か月前から動きだせばよいだろうと考えている人がいたら、その考えはいま危険すぎます。

新車納期の長期化が続いている! 車検を機に乗り換えようとする場合にはいままで以上に早期から動き始める必要がある[画像はイメージです]
新車納期の長期化が続いている! 車検を機に乗り換えようとする場合にはいままで以上に早期から動き始める必要がある[画像はイメージです]

 長引く半導体不足やコロナ禍の影響による物流停滞などの影響もあり、早くても半年、長ければ年単位の納期となっている車種も珍しくありません。

 そのため、納車を待つ間に今乗っている車両の車検が満了してしまうケースも珍しくなくなっています。

 場合によっては販売会社が格安で継続車検を請け負ってくれるケースも出てきているようで、これも値引きの一環とみていいでしょう。ただし車検時に発生する税金関係は値引きの対象とはならず、必ず自己負担となる点に注意が必要です。

 新車不足が続くいま、商談の際には必ず長納期に対する対応や、万が一納期が伸びた場合の対応なども聞いておいた方がいいでしょう。

 また前述した下取り車についても、納期が年単位で先となると、車両の状態が査定時と変わってしまっている可能性も大いにあります。下取り価格がどのくらい担保されるのかも確認しておきたいところ。

 万が一のことを考えて、今の愛車にはしっかりとした車両保険を付帯するというのも自己防衛の手段となります。

※ ※ ※

 このように従来の新車の商談スタイルに加え、長い納期の問題も悩ましいポイントとなっている現在。

 新たな選択肢として、即納可能な「登録済未使用車」なども存在していますが、納期が延びている影響で新車価格を上回る値段となっているものも珍しくなく、冷静な判断が必要な状況となっています。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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2件のコメント

  1. 相見積もりはマル秘テクじゃないですよ。普通に家電を買う時も引っ越しの時も、相見積もり取るのが当たり前です。同じ会社でも実店舗で買いたいときはネット通販のページを印刷して持っていきます。コレと同じか安くないとネットで買うと言えば負かります。
    乗用車なんか3年後の1回目の車検の前に次の車を買う人も居るようですが、これは新しい分だけ下取りも高いでしょう。でも、愛着があって壊れるまで乗ってる人は、最初から下取り価格なんて考えていません。買い替えの時には既に日本じゃ値段も付かないでしょう。レアなクラシックカーや、走行距離が短く余程の美品じゃない限り。

  2. そうなんだ〜
    でも自分は、基本的に買う車種は決めてから行くからなぁ…他社を買う気は無いし。
    これ買うので見積もりお願いしますっていう感じだな。
    あまり値引き値引きって言ってもな…営業マンとの付き合いも大事だからねぇ。

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