BMW初のFFモデルが2代目に激進化! BMW新型「2シリーズアクティブツアラー」欧州登場 日本ではいつ?
BMWモデルとして初めてFFを採用した「2シリーズアクティブツアラー」が2代目になり、欧州市場で登場しました。定評のあった室内スペースはより広くなっています。
CセグメントのFFモデルはさらに広くなった室内空間が魅力
独BMWは2022年2月23日、欧州で新型「2シリーズアクティブツアラー」を市場導入し、同時に国際試乗会が開催されました。
初代2シリーズ アクティブツアラーは、2014年3月に開催されたジュネーブモーターショーにおいて世界初公開されたモデルで、BMWブランドとしては初のFFモデルとして登場しました。
今回登場した2代目となる新型2シリーズ アクティブツアラーは、2021年10月に世界初公開されました。
全長4386mm×全幅1824mm×全高1576mm、ホイールベース2670mmというボディサイズは、先代よりも全長で44mm、全幅24mm、全高21mmそれぞれ拡大されています。ホイールベースは変わりません。
外観デザインは、フロントにビッグキドニーと呼ばれる大型グリルを採用。スリムなフルLEDヘッドライトとともにスタイリッシュな印象になっています。
先代よりも大きく立ち上がったAピラーや伸びやかなサイドウインドウグラフィック、スリムなCピラーと、ダイナミックなシルエットをもたらしています。グレードにより16インチまたは17インチのアロイホイールが標準装備され、最大19インチのホイールがオプションで用意されます。
インテリアは、新型のEV「iX」のコンセプトからヒントを得たといいます。スリムなインパネや湾曲したディスプレイ、コントロールパネルを備えたフローティングアームレストなどが特徴です。
後席は40:20:40の分割可倒式で、最大13cmの前後スライドが可能です。荷室容量は470リッターから1455リッター(218i・218d)、415リッターから1405リッター(220i・223i)です。自動テールゲートは標準装備されます。
当初は4グレードでの展開になります。
218iアクティブツアラーは136馬力・230Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載、218dアクティブツアラーは150馬力・360Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載します。
また220iアクティブツアラーと223iアクティブツアラーには、48Vマイルドハイブリッド技術が搭載されます。
220iアクティブツアラーは、156馬力・240Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボ、223iアクティブツアラーは204馬力・320Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、それぞれ14kW(19馬力)・55Nmを発生するモーターが組み合わされます。
組み合わされるトランスミッションはすべて7速DCTとなります。
新型2シリーズ アクティブツアラーのラインナップは2022年夏に拡大する予定で、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用するふたつのプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが登場します。これらのPHEVの高電圧バッテリーはフラットなデザインで、フロア下の低い位置に設置されることで低重心となり、走りにも好影響を与えるといいます。
230e xDrive アクティブツアラーはトータル出力326馬力、225e xDriveアクティブツアラーはトータル出力245馬力で、フロントはエンジンで駆動、リアはモーターで駆動するxDrive(4輪駆動)となります。
バッテリーは14.9kWhで、最大充電容量は先代の3.7kWから7.4kWにアップされたことで、0%から100%まで2.5時間で充電できるようになりました。また家庭用コンセントでも8時間以内で充電が完了します。WLTCモードでの航続可能距離も最大80kmと、大幅に延長されています。
※ ※ ※
新型2シリーズ アクティブツアラーの日本導入時期は、なお続く半導体不足などの影響のため未定ですが、おそらく2022年夏あたりには発表されると推測されます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。