「タイプR」超えの存在感!? ホンダ新型「シビックSi」先行公開! 超巨大ウイング装着で12月投入目指す
アメリカで、新型シビックの高性能モデルに位置づけられる新型「シビックSi」「シビックタイプR」が、擬装付きではあるものの相次いで公開されました。両車の違いは、どのようなポイントにあるのでしょうか。
セダンタイプのボディを採用した新型「シビックSi」
米国ホンダは、2021年10月11日に新型「シビックSi」のサーキット仕様を初公開しました。11代目 新型「シビック」をベースにしたモデルですが、2021年10月4日には新型「シビックタイプR」の開発車両も公開されています。
ともに、新型シビックの高性能モデルに位置づけられる、新型シビックSiと新型シビックタイプR。両車の違いは、どんなポイントにあるのでしょうか。
11代目 新型シビックは、セダンのプロトタイプが2020年11月18日にアメリカで公開されました。その後、アメリカでは2021年6月16日にセダンを皮切りに発売されたほか、日本では2021年9月3日にハッチバックを発売しています(日本はセダン未導入)。
なお米国ホンダは新型シビックのラインナップとして、セダンとハッチバック以外にパフォーマンス重視の新型シビックSi、そして究極の高性能を実現する新型シビックタイプRが存在することを2020年11月の時点で明言していました。
そして2021年10月に入り、まず新型シビックタイプRが、次に新型シビックSiが、開発段階の擬装付きボディではあるものの公開されるという流れとなっています。
新型シビックタイプRの開発車両は、歴代シビックタイプRと赤い「R」のロゴで構成された遊び心のある擬装をまとって登場。
ハッチバックボディに、標準車とは異なる形状のバンパーやリアのディフューザー、ブレンボの赤いブレーキキャリパー、大型リアウイングが装備されるほか、マフラーはセンター3本出しを採用しています。
新型シビックタイプRは、今後ニュルブルクリンクでの開発テストに入るということです。
一方、新型シビックSiは、白い擬装をまといサーキット仕様(Civic Si Race Car)として登場。
セダンボディのエンジンフード上にはふたつのダクトの存在が確認できるほか、存在感のある左右2本出しのマフラー、大型リアウイングを装備します。
サーキット仕様ということで、リアウイングは新型シビックタイプRに装着されるものを超えるほどの存在感を放ちます。
チーム・ホンダ・リサーチ・ウエストは、2021年12月3日から5日にかけて開催されるサンダーヒル25時間耐久レースに、新型シビックSiのサーキット仕様で出場することを目指しています。
ふたつの高性能モデルが公開された新型シビックですが、日本導入に関するホンダの発表としては、新型シビックタイプRは2022年に発売予定とされている一方、新型シビックSiに関してはアナウンスがありません。
それではここでクイズです。
日本向けのシビックタイプRは1997年に初代モデルが発売されましたが、2001年に発売された2代目モデルは海外生産の輸入車となりました。
2代目シビックタイプRの生産国として正しいものは、次のうちどれでしょうか。
【1】アメリカ
【2】イギリス
【3】タイ
【4】メキシコ
※ ※ ※
正解は【2】の「イギリス」です。
日本向けのシビックタイプRは、先代モデル(5代目)も含めてイギリス生産されたモデルも多くありましたが、2代目はホンダとしてはじめてイギリスで生産され日本へ輸出されるクルマとなりました。
2代目シビックタイプRのテールゲートには、「CIVIC」エンブレムの横にユニオンジャックが貼られ、海外生産車として存在感を示していました。
先代シビックセダンが日本で失敗した原因はセダンのせいじゃなくてインサイトとの共食いだから
インサイトを廃止してe:HEV限定でもいいからシビックセダンを導入すれば
先代シビックセダンだけでなく現行インサイトの後釜も担えて共有部品も増え製造コストを抑えられる