救急車の接近お知らせや出会い頭の事故も未然に防げる?トヨタの予防安全技術「ITS Connect」ってこんなにスゴい!【PR】

クルマを運転していて急に救急車が目の前に現れてヒヤッとしたことや、救急車に道を譲っているのに周りのクルマが止まってくれない…。はたまた、交差点で直進車両と衝突しそうになったり、危険な思いをしたりした。今回は、そんな経験がある人にぜひ体験してもらいたい、トヨタが商品化している「ITS Connect」についてお伝えします。

この先進機能 実はもうあなたのクルマに付いているかも?

 交差点でこんな時、これがあれば、確かに助かるな。

 高速道路で、これがあれば、確かに楽だな。

 そうそう、救急車が近づいてきても、けっこう気が付かないことがあるよな。

 ITS Connectを一般路や高速道路であらためて体験してみて、そんなふうに感じました。

「危ない!」救急車の接近に気付かず、あわや衝突寸前の一例。今回紹介するITS Connectはこのような問題を解決する切り札だ

 ITS Connectとは、トヨタ車やレクサス車にオプション装備、または標準装備されている安全運転支援システムのことで、クルマとクルマが通信する車車間(しゃしゃかん)通信と、道路側の通信機器とクルマがつながる路車間(ろしゃかん)通信を駆使した技術です。

ITS Connectは、同システムを搭載したクルマ同士が通信をする「車車間通信」と、道路とクルマが通信をする「路車間通信」機能がある

 そう聞いても、「あれ? ウチのクルマもトヨタだけど、そんな装備ついていたかな?」とか、「ネットか雑誌でちょっと見たような気がするけど、詳しくは知らない」と思っているユーザーが少なくないかもしれません。

助手席でトヨタ担当者の説明を受ける筆者(桃田健史)

 そこで今回は、東京都内でITS Connectを装着したクルマに同乗し、トヨタ関係者からITS Connectの最新情報を聞きながら、さまざまな走行シーンでITS Connectが作動する様子を紹介してみたいと思います。

交差点に救急車! 事故防止の「せき止め効果」にも期待!?

 ITS Connectを体験してみて、最も大きなインパクトがあったのは「緊急車両存在通知」です。

 日頃運転していて「あれ、どこかで救急車のサイレンが鳴っているような気がするけど、どっちから来るんだろう?」と思ったことはないでしょうか。

昨今のクルマは防音性能が高く快適な半面、緊急車両の存在に気付きづらいこともある

 今回は、救急車に見立てた車両との遭遇シーンで、その機能を実感してみました。

 救急車が自車に接近すると、通知音が鳴ってメーターパネルに救急車が接近してくることをITS Connectが教えてくれます。

緊急車両存在通知では、150mの距離から50m刻みで音とディスプレイ表示で緊急車両の存在をドライバーに通知する

 しかも、どの方向から来るのか、距離はどのくらいかも表示されるのです。

 距離の表示は最大で150mに設定してあり、そこから50m刻みで100m、50mとなり、さらに「近くにいます」まで4段階の案内です。

デモ走行の様子。第二車線を走行するトヨタ「アルファード」(左)が緊急車両用のITS Connectを搭載している。筆者(桃田健史)が乗るトヨタ「ハリアー」(右)の車内では「緊急車両存在通知」が機能していた

 ITS Connectを搭載したクルマのユーザーとしては、救急車の接近をいち早く気付けるので、交差点などでの衝突事故防止にもつながります。

ITS Connectを搭載した車両が増えていけば、救急搬送はより円滑に進む

 なお、救急車が赤色灯とサイレンをつけた状態になることで、ITS Connectの対象車となる仕組みですので、緊急走行をしていない時の救急車には反応しない仕組みです。

救急車が抱える社会課題「延びる現場到着時間」

 それにしても、どうしてトヨタがこうしたシステムを考案したのでしょうか。その背景には、救急搬送に関する大きな社会課題があります。

 総務省の消防白書によると、入電から救急車が現場に到着するまでの時間が20年前の約6.3分から、現在は4分も延びた約10.3分となっているのです。

2002(平成14)年は現場到着所要時間の平均が約6.3分だったが、2022(令和4)年は約10.3分と現場到着所要時間は増加の一途をたどる(画像:総務省消防庁「令和5年版 救急・救助の現況」の公表)

 理由として、東京消防庁では「緊急性のない問い合わせや、消防に関係のない119番通報が増えた」という、入電数が増えたことを挙げていますが、クルマ側の事情もあるようです。

 技術的にはクルマの遮音性が上がったことが考えられますし、エアコンが普及して窓を閉めて走行する人が増えたこともあり、結果的に救急車の存在に気付きにくいのかもしれません。

 そうした中で、ITS Connectのユーザーアンケートでは、86%の人が緊急車両存在通知のおかげで「退避行動が取りやすくなる」と高評価を示しています。

ITS Connect搭載車に乗る一般ユーザーの声として、約9割が待避行動を取りやすくなったと回答している

 また、消防庁が名古屋市および豊田市で行った実証実験では、救急車が走行する主要道の交差点間(計16区間)において、救急車の緊急走行時間が平均7.7%短縮したことが報告されています。

 ITS Connect搭載車が周囲のクルマより先に退避行動をとることで、後続車両の流れをせき止め、救急車の走行がスムーズに行われる「せき止め効果」が期待されます。

「せき止め効果」の例。ITS Connect搭載車が停止すると、その後続のクルマも停止する。よって救急車の交差点通過が円滑になるというものだ

 消防隊員からは「周りのクルマがなかなか避けてくれない」という声がある中で、ITS Connectユーザーの社会的な役目は大きいと言えるでしょう。

「他の救急車に早く気付けた」などと、実際に救急車を運用する隊員からもポジティブな声が聞かれた

 さらに、救急車が病院での待機中に「他の救急車が近づいてくるのが分かり、すぐに場所を譲ることができた」という現場の声もあります。

 まさに、ITS Connectを有効に活用した事例だと言えるでしょう。

ITS Connectについて詳細はこちら!

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