ハイグリップラジアル、コンフォート、モータースポーツ用まで… 横浜ゴムの「ADVAN」タイヤ7種類を織戸学と織戸茉彩がサーキットで一気に試乗!【PR】

横浜ゴムのタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」。クルマ好きであればその名を聞いたことがある人も多いでしょう。今回は、そんなADVANブランドのタイヤについて、レーシングドライバーの織戸学さんと織戸茉彩さんに7種類の比較試乗をしていただき、タイムだけではないそれぞれの「良さ」をチェックしてもらいました。

数あるADVANタイヤの違いって何? その答えが今日明かされる…!

 どんなにハイパフォーマンスなクルマであっても、手頃な価格のクルマであっても、クルマと路面をつないでいるのはタイヤだけという事実は今までもこれからも変わりません。つまり、クルマの特性や使い方にマッチしたタイヤを選ぶ事が大切なことは、この記事をご覧になっている読者であれば周知のことでしょう。

クルマの性能がタイヤの性能で左右されてしまうことは、読者もご存じのことだろう

 とはいえタイヤは決して安い買い物ではないため、いざ装着してからピンとこなかったからといって、簡単に次のタイヤに履き替えるというのは現実的ではありません。

 そこで今回は、横浜ゴムの中でも「走り」のトップブランドから進化し、全カテゴリーにおけるトップブランドへと生まれ変わった“ADVAN”ブランドのタイヤ7銘柄を同一車両に装着し、プロドライバーである織戸学(おりど まなぶ)さんと織戸茉彩(おりど まあや)さんのおふたりに乗ってもらって、千葉県茂原市にある「茂原ツインサーキット東コース」を一日貸し切って徹底的にインプレッションしてもらいました。

普段からADVANタイヤを愛用する両名だが、7種類を一気に試乗するのは初とのこと

 ADVANブランドの名を冠すモデルは複数種類あるため、どのタイヤにどんな特性があるのか。自分にはどのADVANタイヤが合っているのか…。そんな疑問を持っている読者は必見の企画です!

「企画の話をもらった時から楽しみで仕方がなかった」と話す学さん
「こうやって並べると銘柄によって幅も微妙に違うんですね」と話す茉彩さん

車両・ホイール・空気圧を全てそろえて平等の条件で検証していく

2024年12月中旬の撮影日で気温は10度程度。HKSモータースポーツチームの力も借り、万全の体制でテストに臨む
HKSのGT2スーパーチャージャーを搭載し、リストリクター撤去によりフルパワー化

 今回のテストに使う車両は、HKSテクニカルファクトリー戸田のデモカーであるトヨタ GR86で、パワーユニットにはリストリクターを撤去したHKSのGT2スーパーチャージャーを装着し、フューエルアップグレードキットなどを追加して約360馬力を発生。

 足回りにはHKSが誇る車高調整式サスペンション「ハイパーマックスR」が装着され、ブレーキや駆動系もしっかりと強化。サーキットを見据えた本格的なチューニングが施された1台です。

 なお、今回装着するタイヤは全銘柄において225/40R18のサイズで統一し、ホイールもGR86のRZグレード純正ホイール(18インチ7.5Jインセット+48)に統一。タイムを出すことだけが目的ではないため、空気圧は純正指定の2.4キロで統一しています。

取材協力:HKSテクニカルファクトリー
住所:埼玉県戸田市美女木5-2-8
電話番号:048-421-0508

ホイールはあえてのRZグレード純正(18×7.5J +48)を採用してテスト
タイヤ交換作業はもちろん、車両のコンディションにも万全を期した
タイヤ交換も現場で作業をおこなった。短時間で28本の交換はかなりの作業量だ

 それではここから、実際にふたりがそれぞれのタイヤを試乗したインプレッションをお伝えしていきましょう。

快適さとスポーティなハンドリング性能のバランスが光る「FLEVA V701」

ADVAN FLEVA V701はウエット性能にも定評があり、幅広いユーザーに愛されている

「楽しいハンドリング」をテーマに基づいて開発されたADVAN FLEVA V701は、ハンドルを切ったときの素直な操作性が魅力のタイヤで、攻めのスタイルを感じさせるトレッドデザインも特徴です。

ADVAN FLEVA V701でサーキットを走った後のトレッド表面

 学さん「クセがなくて滑り出しも分かりやすいから、無理なく楽しめるタイヤだね。ただ、サーキット走行だと今回のGR86はパワーがあり過ぎてちょっとグリップが足りない感じだから、ノーマルエンジンのGR86や、ロードスターのようなライトウェイトスポーツにマッチするだろうね」
【参考タイム】52秒864

 茉彩さん「ADVAN FLEVA V701は初めて乗りましたが、ステアリングも軽く操作できて運転しやすいですし、(愛車のGR86に)普段履いているADVAN NEOVA AD09よりも静かで乗り心地も良いので、街乗りがメインの人には特にオススメできます」
【参考タイム】57秒792

 ADVANシリーズの入門タイヤということもあり、快適な乗り味とカジュアルに楽しめるスポーツ性能が光るタイヤとふたりは評価しました。

乗り心地と静けさは ADVAN中No.1!プレミアムカー向け「dB V553」

プレミアムコンフォートタイヤにカテゴライズされるADVAN dB V553だが、スポーツ性能はどうか?

 より上質な静けさを実現する、新開発のパターンデザインと、快適な乗り心地を実現する構造を備えたADVAN dB V553は、摩耗が進行しても性能低下を最低限に抑制してくれる点も見逃せないプレミアムコンフォートタイヤです。

ADVAN dB V553でサーキットを走った後のトレッド表面

 学さん「コンフォートタイヤなんだけど、予想以上にグリップするね! 冷えていてもグリップ感が高いし、タイトターンではタイヤが適度につぶれてクルマがクルっと向きを変えてくれる。乗り心地や静粛性重視だから剛性は低めだけど、街中では気持ちよくしなやかに走れると思うよ。人によっては、GR86のようなスポーツカーに履くのも全然アリじゃないかな」
【参考タイム】52秒514

 茉彩さん「コンフォートタイヤということで、静粛性や乗り心地のよさは走り出してすぐに実感できるくらい高いです。ステアリング操作も軽快で、街乗りで使うにはピッタリのタイヤだと感じましたが、グリップ力も予想以上にあって、意外とスポーツ走行もこなせる印象です」
【参考タイム】機器トラブルで計測不能

 サーキット走行には不向きなようにも思えるADVAN dB V553ですが、学さんも茉彩さんも、いざ走ってみると想像以上のグリップ力に驚きの声をあげていました。

カッコよくて気軽に履けるスニーカーみたいなタイヤ「APEX V601」

スポーティな見た目とちょうど良いスポーツ性能で、近年人気が高まっているADVAN APEX V601

 意のまま、ダイレクトなコントロール性能が特徴のADVAN APEX V601は、最適化された新非対称トレッドパターンが、スタイリッシュさだけではなく、高いドライ&ウエット性能を与え、さらに静粛性も考慮したスポーツタイヤとして生まれたモデルです。

 トヨタのハイパフォーマンスカー「GRカローラ」の純正装着タイヤとして選ばれていることからも、その実力はお墨付きといったところでしょう。

ADVAN APEX V601でサーキットを走った後のトレッド表面

 学さん「走り始めからすぐにグリップの立ち上がりを感じられるし、トレッドのブロックが大きいからステアリング操作への反応がリニアだね。グリップ力とケース剛性のバランスが良いから滑っても前に進むし、スポーツタイヤの入門としては最適だよ。トレッドパターンがカッコイイのもいいね!」
【参考タイム】52秒345

 茉彩さん「ピットから出たときからグリップする感触がステアリングに伝わってきて、走り始めても切った分だけクルマが曲がってくれる素直な印象でした。それでいて乗り心地も良くて扱いやすいので、街乗りからワインディングまでオールマイティーに使えて、まるで“気軽に履いて出かけられるスニーカー”みたいなタイヤだと感じました」
【参考タイム】55秒657

 おふたりとも、バランスのよさはもちろん、見た目のスタイリッシュさにも太鼓判を押していました。

ハイパフォーマンスカーの性能を引きだすならこれ!「Sport V107」

コンパウンドやプロファイルも見直され、ADVAN Sport史上最高の性能を実現したV107

 妥協なきプレミアムスポーツタイヤとして生み出されたADVAN Sport V107は、独自開発のパワークラウンベルトと、ステアリングの精度を高める「マトリックス・ボディ・プライ」を採用し、強大なグリップを生む新次元のコンパウンドを採用したモデル。

 欧州のプレミアムスポーツカーの純正装着タイヤにも採用されるなど、国内外問わずに高い実績を持っているモデルです。

ADVAN Sport V107でサーキットを走った後のトレッド表面

 学さん「ケース剛性とグリップ力のバランスが高いレベルでとれていて、滑る不安感もなく安心してスポーツできるタイヤだね。サーキットを走らせてもラインの自由度が高いし、フィーリングもよくてちょっとビックリしたな。重量級のスーパースポーツにも対応する懐の深さを持ったスポーツタイヤだと思うよ」
【参考タイム】50秒518

 茉彩さん「コーナリング中でも高いグリップ力を安定して発揮してくれるので、どんどんアクセルを踏んで行ける楽しさがありました。タイヤの剛性感も高くて安心感があるので、よりスポーティに走りたい人にマッチすると感じます。乗り心地も静かめだったので、快適性とスポーツ性を両立したいプレミアムカーにピッタリな印象でした」
【参考タイム】53秒532

 サーキットユーザーをターゲットにしていないADVAN Sport V107ですが、これまでに試乗した銘柄と比較すると2秒以上のタイム差が出るなど、Sportの名に恥じない性能を見せました。スポーツ性能と快適性能を高次元でバランスしたタイヤだと言えるでしょう。

ヨコハマ「ADVAN」シリーズのタイヤを詳しく見る!

【画像】ADVANのスポーツタイヤ7種乗り比べの模様を画像で詳しく見る!(48枚)

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