後席も広々! VW新型「ゴルフヴァリアント」は新型ゴルフとどう違う?
2021年6月に登場したフォルクスワーゲン(VW)新型「ゴルフ」に続き、同年7月28日に日本に上陸したのが新型「ゴルフヴァリアント」です。全長だけでなくホイールベースもハッチバックモデルよりも延長したステーションワゴンですが、そのため室内も広々としているようです。1リッターエンジン搭載の「eTSIアクティブ」に試乗しました。
新型ゴルフよりも50mmホイールベースを延長
8世代目のVW新型「ゴルフ」が2021年6月に日本導入されたばかりですが、追いかけるようにワゴンタイプの「ゴルフヴァリアント」も同年7月28日に日本上陸を果たしました。
ワゴンタイプは2世代目のゴルフから始まったので、ゴルフヴァリアントとしては今回7世代目になります。
従来どおり、ゴルフヴァリアントはハッチバックとシャシは同じでボディ後方が伸びたものかと予想しましたが、なんと今回のヴァリアントはハッチバックとはホイールベースも異なるクルマになっていました。
新旧のゴルフヴァリアントの寸法を比較してみましょう。
新型のボディサイズは全長4640mm×全幅1790mm×全高1485mmで、全長はプラス65mm、全幅はマイナス10mm、全高は変わらず。ボディが少し長くなりました。ホイールベースは2670mmになり、35mm長くなっています。
じつは新型ゴルフは、先代よりホイールベースが15mm短くなり2620mmになったので、新型ゴルフヴァリアントはハッチバックより50mmホイールベースが長いことになります。ホイールベースが伸びたぶんは室内空間に当てられ、後席足元が38mm広くなり、ハッチバックよりもゆとりが生まれています。
ホイールベースが伸びたことによるメリットはスペースだけでなく、乗り心地も良くなるなど快適性に有利になります。ただし一般的には、小回りが効きにくくなるというデメリットが発生します。
しかし最小回転半径は、先代の5.2mから、新型ゴルフヴァリアントは5.1mと小さくなっているので、このデメリットはなくなっています。
新型ゴルフヴァリアントはスタイリッシュに見えるようになりました。それにはふたつの要素があります。まずルーフは水平基調からBピラー以降はゆるやかに下がっていくようになりました。もうひとつは、テールゲートの窓はDピラーとともに傾斜が大きくなりました。
全長が伸びたこととこれらの要素によって流れるようなデザインでスタイリッシュに見えるようになったのです。これまでの機能優先のデザインから大きく変わりました。
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