返却したクルマのナンバーは再利用される? 希望ナンバー増加で数字は枯渇気味なのか
登録を抹消されたクルマの古いナンバーは、ほかのクルマに再利用されることはないのでしょうか。最近、クルマのナンバープレートの右上3桁の一部にアルファベットが使われるようになったこととも関係があるようですが、クルマのナンバー事情について調べてみました。
同じナンバーは2度と使用しない決まりになっている?
最近、街中でクルマのナンバープレートの右上3桁の番号の一部に、アルファベットが使用されているのを見かけることがあります。
「30M」などと表記されますが、ナンバーで使用されてきた数字の組み合わせが枯渇してきたことや「希望ナンバー」などに対応できるように、アルファベットも使うことになったとされています。
しかし、よく考えてみると、登録番号を抹消したクルマのナンバーを再利用すれば、ある程度は数字の枯渇を解消できるのではないかと思われますが、実際はどうなのでしょうか。
ナンバープレートの正式名称は「自動車登録番号標」、軽自動車の場合は「車両番号標」といい、どちらも国土交通省が定める「道路運送車両法 第19条」によって、公道を走るうえで必要な登録証となっています。
登録番号は陸運局に届出をしたクルマが受ける番号で、ナンバープレートにひと際大きく書かれている4桁の数字(一連指定番号)を好きな数字にする希望ナンバー制度や、地方版図柄入りなどの「ご当地ナンバープレート」も導入されるなど、以前より遊び心も出てきました。
一方で、クルマからナンバープレートを外す背景として、クルマを所有するもののしばらく使わないために「一時抹消登録」する場合か、クルマを廃車にするもしくは、災害などで使用不可になった場合に、「永久抹消登録及び解体届出」と呼ばれる手続きをおこなうことで、取り付けていたナンバープレート(登録番号)を「返納」という形で陸運局や地方自治体に戻すことになります。
ちなみに、日本自動車販売連合会の統計によると、2020年度の一時抹消車両数は384万1848台。この大部分を中古車の一部が占めていると考えていいでしょう。
一方で2020年度の永久抹消車両数は22万660台。つまり、使われなくなったナンバーが1年で22万通りもあるということになります。
毎年22万もの数字の組み合わせなら、そのうち再利用できそうな気がしますが、現状は違うようです。
自動車の登録情報を管理している陸運局(関東運輸局)自動車技術部管理課に話を聞いてみたところ、ナンバープレートの使い回しは一切しないといいます。
「自動車の登録番号は車体番号と紐づけられており、同じ番号は2度と使用しないのが規則となっています。
1度交付されたナンバーはナンバー変更などで役目を終えると、『永久欠番』のように使われないということになります」
新しくナンバーが交付されるごとに新しい番号の組み合わせが必要になるため、その組み合わせが不足しないようにアルファベットなども使いはじめているそうです。
「現在は希望ナンバー制度もあって、番号の組み合わせが枯渇しないようにとの配慮からアルファベットが使われるようになりました。
誤認しにくい、A・C・F・H・K・L・M・P・X・Yの10文字が順番に使用されています」(陸運局 自動車技術部管理課)
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最近増えている「ご当地ナンバー」も、ナンバーの組み合わせを増やすメリットがあるようです。
昔は廃車とかで10円〜20円で買い取ってくれたかな。
アルファベットの所にカタカナが入ったりして……。
希望ナンバーでない 希望ナンバーで分かるナンバーは、いつになっても 使われない?
車を買い替えた時、3ナンバー、5ナンバーとか同じ企画なら引き継げは良いと思う。特に希望ナンバーの場合。
希望番号は30からですね。一部の抽選対象の番号は一般払出しの発行が進んでいたので、区切りとして10からだったと思うが。
4.5.6.7は軽自動車が有るため、80からは軽自動車用としているはず。希望番号は83からですよね。