マツダ「新型CX-5」とスバル「フォレスター」を比較! “9年ぶり全面刷新”の最新SUV&登場2年目の改良モデル スペック・価格の違いは?
2026年5月21日、マツダ「CX-5」が約9年ぶりに全面刷新されました。同日、スバルの人気SUV「フォレスター」も一部改良モデルを発表。本記事では、先代よりも親しみやすく進化した新型CX-5と、タフな悪路走破性が魅力のフォレスターをピックアップ。デザインやスペック、価格など、国産ミドルSUVを代表する2台の違いを比較します。
同日発表のミドルSUV、それぞれの個性を比較
2026年5月21日に発表・発売されたマツダ「CX-5」と、同日に改良モデルが発表されたスバル「フォレスター」。
一方は9年ぶりのフルモデルチェンジ、もう一方は2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した現行モデルの改良版です。
本記事では、両モデルの違いを比較します。

マツダ「CX-5」は、2012年に初代、2017年に2代目が登場し、2026年5月21日に約9年ぶりのフルモデルチェンジで3代目が発売されました。
マツダのデザイン哲学「魂動デザイン」を全面採用した最初のモデルとして登場した初代以来、グローバルで累計500万台以上を販売するマツダの最量販モデル。パワートレインの変更やパッケージングの向上、内外装デザインのアップデートなど各所に変更が施されています。
スバル「フォレスター」は、1997年に初代が登場した正統派ミドルサイズSUVです。
水平対向エンジン、シンメトリカルAWD、X-MODEの組み合わせによる優れた走行性能と悪路走破性を特徴とし、現行モデルは2025年4月に日本でフルモデルチェンジを果たし、6代目フォレスターとして導入されています。
フォレスターは「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しているほか、「JNCAP自動車安全性能2025 ファイブスター賞」を獲得するなど、安全性能の高さでも評価されています。
また2026年5月21日には、一部改良を実施。1.8リッター直噴ターボエンジン搭載モデルに新グレード「Touring」「Touring EX」を設定するとともに、全車標準装備としているスマートリヤビューミラーの画質向上やワイヤレス充電器の給電性能強化、ストロングハイブリッド搭載グレードにおけるアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)の標準装備化など、実用性と機能性をさらに充実させました。
フォレスターは2025年4月の日本発表から比較的短期間で改良を受け、選択肢がさらに広がっています。
●外観/内装デザイン
CX-5のエクステリアは、デザインコンセプト「Wearable Gear(ウェアラブル ギア)」のもと、最新の魂動デザインを採用。先代よりも親しみやすくカジュアルな雰囲気へと進化した点が特徴で、日常使いでの使い勝手を重視した仕上がりとなっています。
インテリアはマツダ初のGoogle搭載インフォテインメントシステムを採用し、S/Gには12.9インチ、Lには15.6インチのタッチパネル式大型センターディスプレイを備えた先進的なコックピットレイアウトに進化。
上位のLグレードではBOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)と本革シートを標準装備しています。
フォレスターのエクステリアは、精悍さを増したタフで力強い外観が特徴です。今回の改良で追加された「Touring」「Touring EX」では、無塗装ブラックのフロント・リヤバンパーガードやサイドクラッディング、ダークメタリック塗装と切削光輝の18インチアルミホイールを採用し、アクティブな印象に仕上げられています。
インテリアはシンプルなカラーコーディネートを基調とし、ブラックとグレーの2色展開。本革巻ステアリングホイールにブルーステッチを施した仕立てが個性を演出しています。上位グレードではナッパレザー/ウルトラスエード素材の本革シートやハーマンカードンサウンドシステムも設定され、上質感を高めています。
CX-5が都会的でカジュアルな魂動デザインを前面に打ち出す一方、フォレスターは本格SUVとしてのタフさと機能性を強調しています。
●ボディサイズ
CX-5は全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mm、ホイールベース2815mm。先代からホイールベースを115mm延長し、後席の膝前・頭上の空間が先代に比べて拡大されました。荷室容量は466リットルを確保しています。
フォレスターは全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm、ホイールベース2670mm。CX-5に比べて全長・全幅はやや小さいながら、全高は35mm高くアイポイントが高い開放的なドライビングポジションが特徴です。
室内サイズは長さ1950mm×幅1540mm×高さ1270mmを確保しています。荷室容量は478〜489リットルです。
CX-5は全長とホイールベースの長さによる室内余裕が、フォレスターは全高の高さによる開放的な視界と乗降のしやすさが、それぞれの個性となっています。
●主要装備・安全装備
CX-5はマツダ初のGoogle搭載インフォテインメントシステムを採用。安全装備「i-ACTIVSENSE」の最新世代を搭載し、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストを全グレードに標準装備。
ドライバー異常時対応システム(DEA)はLグレードに標準装備、Gグレードにはメーカーオプションとして設定されます。車体構造では2000MPaクラスのホットスタンプ鋼板とマツダ初の3チャンバーエアバッグを採用し、衝突安全性能の向上を図っています。
フォレスターはステレオカメラに加え広角単眼カメラと前側方レーダーを搭載した新世代「アイサイト」を全車標準装備。全グレードにX-MODE(ヒルディセントコントロール付)を標準装備し、悪路走破性を確保しています。
上位グレードには高度運転支援システム「アイサイトX」を搭載し、より高度な安全・運転支援機能を実現。今回の改良でスマートリヤビューミラーの画質が向上し、快適装備面では運転席10wayパワーシートや前後席シートヒーターなども設定しています。
●パワートレイン
CX-5のパワートレインは、マイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」を組み合わせた2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン「e-SKYACTIV G 2.5」の1種類です。
エンジン単体の最高出力は178PS、最大トルクは237N・mで、モーターは最高出力6.5PS・最大トルク60.5N・mを発揮します。トランスミッションは6速ATで、駆動方式は2WD(FF)と4WDから選択可能。WLTCモード燃費は2WDが15.2km/L、4WDが14.2km/Lです。
2027年には新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-Z」とマツダ独自のハイブリッドシステムを組み合わせたモデルの追加も予定されています。

フォレスターは2つのパワートレインを設定しています。2.5リッター水平対向4気筒エンジンに2モーターを組み合わせたストロングハイブリッド「e-BOXER(S:HEV)」は、エンジン最高出力160PS・最大トルク209N・m、モーター最高出力119.6PS・最大トルク270N・mを発揮。WLTCモード燃費はS:HEV系で最高22.1km/Lを実現しています。
1.8リッター水平対向4気筒 直噴ターボ「DIT」は、最高出力177PS・最大トルク300N・mを発揮し、力強い走りが特徴です。WLTCモード燃費はSPORT EXで13.6km/Lです。
いずれもトランスミッションは、リニアトロニック(CVT)と組み合わせ、全車AWDのみの設定です。

CX-5がパワートレインを1種類に絞って2WD/4WDの選択肢を設ける一方、フォレスターはS:HEVとターボの2系統を持ちながら全車AWD専用という構成です。
●グレード・価格
CX-5はS・G・Lの3グレード構成で各グレードに2WD・4WDを設定。エントリーのSグレードは主要な安全装備を標準装備しつつ価格を抑えた仕様で、最上位のLグレードには15.6インチ大型インフォテインメントや本革シートなど充実した装備を採用。価格(すべて消費税込)はエントリーのS 2WDが330万円、最上位のL 4WDが430万6500円です。
フォレスターは今回の改良によりグレードラインアップが整理され、エントリーの「Touring」が385万円から、最上位の「Premium S:HEV EX」が464万2000円までの構成となりました。CX-5と比べるとスタート価格に55万円の開きがあります。
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9年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたCX-5と、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞して一部改良を迎えたフォレスターは、どちらも国産ミドルSUVを代表する個性豊かな2台です。
CX-5はMHEV採用のガソリンSUVとして幅広い価格帯と多彩な選択肢を、フォレスターはストロングHEVと直噴ターボの2系統に全車AWDという構成を特徴としています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。







































































