三菱「パジェロ」復活はある? 決算で明らかになる次期モデルの行方とは

2020年7月27日に三菱自動車は、2020年度「第1四半期 決算報告書」と今後の新中期経営計画「Small but Beautiful」を発表しました。近年、日本や欧州などで販売低迷が続くなかで、東南アジア市場に注力する方針とみられますが、肝心の新型モデルの予定はどうなっているのでしょうか。

三菱の今後を占うのは東南アジア市場か

 三菱が自動車メーカーの先鋒になり、2020年4月から6月期(第1四半期)の決算報告をおこなった。
 
 この期間、どこの自動車メーカーも、中国を除く世界中で吹き荒れている新型コロナ禍の逆風をまともに受けた内容になると思います。
 
 赤字幅の大きさについて気にする必要無し。注目すべきは7月からの戦略です。果たして今後の三菱はどうなるのでしょうか。

今後の三菱は「アウトランダー/アウトランダーPHEV」に勝負を掛ける?(画像はENGELBERG TOURER)
今後の三菱は「アウトランダー/アウトランダーPHEV」に勝負を掛ける?(画像はENGELBERG TOURER)

 三菱の第1四半期の赤字額は1762億円。決して少なくない赤字額ながら、会社の規模として大差ないANA(全日空)の第1四半期が1600億円程度の赤字ということを考えればある程度予想出来た数字だと思います。

 一方、2020年度の見込みは3600億円の赤字と発表され、こちらについていえばどうでしょうか

 詳しく説明すると、自動車メーカーの場合、業績を上げるのにもっとも重要なアイテムとなるのが「人気のある新型車の投入」です。

 古今東西、自動車産業は売れ行き好調な車種を2モデルから3モデル投入するだけで決定的な効果を出せます。

 だからこそ日産は今年後半から世界規模で次々と新型車を投入していき、当たれば業績アップに直結するなかで、三菱を見ると非常に厳しいです。

 決算報告に盛り込まれた販売計画によれば、2022年までに発売となるモデルは、今年が「エクリプスクロスPHEV」だけです。

 2021年に「アウトランダー」と「中国向けEV」。期待の「アウトランダーPHEV」は2022年に延期されてしまった。また、日産と共同開発予定の軽自動車EVの予定もあるというが、トヨタや日産の新車攻勢を考えるとちょっと厳しい。

 ちなみに、ルノー・日産・三菱アライアンスの戦略内容を見ると、三菱が開発担当の新型車はアウトランダーPHEVのみになっています。

 普通のアウトランダーについていえば、日産「エクストレイル」の兄弟車になると思われます。日欧では販売力と三菱自動車のブランドイメージが低下傾向のため、東南アジア市場向けと考えていいでしょう。

 また、車両サイズの割に高価だと評され売れ行きが伸び悩んでいる現行エクリプスクロスにPHEVを追加しても販売台数伸びるとは思えません。

 EVについていえば中国政府が補助金を大幅に削減したため、三菱以外の販売台数も大きく落ちていて、次期型アウトランダーPHEVは、RAV4に代表されるトヨタのPHVと激しいバトルになると思います。

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コメント

2件のコメント

  1. D5のフロントデザインを基本的に使うのは止めて欲しい!!
    ランサーやパジェロと言う名車が無くなって
    昔はスポーツカーだったエクリプス・・・
    迷走中の三菱は迷車ばかり

  2. 同社株の大量保有報告書、変更報告書が出ていない中、国沢氏には「三菱グループが三菱自動車株を買い集めている」と考える根拠を示して欲しい。三菱グループの中で、既に約20%所有する三菱商事だけは静観し、それ以外のグループ企業が名を連ねる奉加帳が作られ、各社がせいぜい数%の分担で買い集めているとでも考えているのだろうか。