日産「180SX」はなぜ延命されたのか!? じつはロングセラーだった車5選

現在、新型車が登場してからフルモデルチェンジをおこなうまで、6年から8年のサイクルというのが一般的ですが、なかには10年を超えるようなモデルも存在。そこで、じつはロングセラーだった意外なモデルを5車種ピックアップして紹介します。

新型が発売されても従来型の人気が続いたモデルとは!?

●スバル「レオーネ」

クロスオーバーの先駆者「レオーネ」
クロスオーバーの先駆者「レオーネ」

 1971年、スバルが初めて水平対向エンジン+4WDのモデル「ff-1・1300Gバン4WD」を製作。当時、東北電力から冬場の豪雪地帯での設備保守用に、乗用車タイプの4WD車が必要というリクエストに応えてつくられました。

 そして、1971年には新世代モデルとして「レオーネ」が登場。セダンを基本として、クーペとライトバンをラインナップし、全車FFでのデビューでした。

 1972年にはライトバンの「エステートバン」に4WD車を設定。ここから正式にスバルの4WDワゴンの系譜が始まります。

 1982年に2代目レオーネのラインナップにステーションワゴンの「ツーリングワゴン」が追加され、初のクロスオーバータイプの4WDワゴンシリーズが誕生。

 そして、1989年に後継車の初代レガシィが発売されますが、3代目レオーネのセダンとステーションワゴンのみが継続して販売されました。

 さらに1992年、初代「インプレッサ」がデビューしますが、レオーネはそれでも継続して販売され、1994年に生産を終了。

 なお、レオーネの名はOEM車のライトバンとして、2001年まで使われていました。

●フォルクスワーゲン「ゴルフ カブリオ」

3代にわたって販売し続けられた「ゴルフ カブリオ」
3代にわたって販売し続けられた「ゴルフ カブリオ」

 フォルクスワーゲン「タイプ1(ビートル)」の後継車として開発された「ゴルフ」は、それまでのRRからFFへと大きく方向転換した、新世代のコンパクトカーとして1974年にデビュー。

 初代ゴルフはフィアット初代「パンダ」やいすゞ「117クーペ」と同じく、著名なデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロの手によるデザインとされました。

 コンパクトなボディに広い室内、そして、高い経済性が求められることになりましたが、ジウジアーロは要求をすべて満たすパッケージングを実現し、ゴルフは大ヒットします。

 そして1979年に派生車としてオープンカーの「ゴルフ カブリオ」を発売すると、オープンカー大国のアメリカを中心に、同じくヒット作になりました。

 この初代ゴルフ カブリオは、1983年に発売された2代目にオープンモデルが設定されなかったため、引き続き販売され、1991年に3代目が登場しても販売が続きました。

 結局、1993年に3代目ゴルフをベースとした新型カブリオが発売されるまで生産され、じつに14年間、3代にわたって販売されたことになります。

※ ※ ※

 近年、モデルチェンジサイクルが伸びていますが、トヨタ「ランドクルーザー70」シリーズは、なんと36年間もフルモデルチェンジしていません。

 日本では2004年に販売を終了し、2014年に期間限定で30周年記念モデルが限定販売されましたが、海外ではデザインやエンジンをアップデートしながら継続して販売されてきました。

 電子制御を最小限にしたシンプルな構造による高い耐久性と信頼性、悪路走破性が認められ、いまだに世界中で人気を博しており、変わらないことを是とする希少なモデルです。

【画像】今みてもカッコいい! 長年愛されたロングセラー車を見る(21枚)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【新車サブスク】月々2万5千円代で、新車のハリアーが乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー