市場に出たらトンデモない価格になる!? 激レアなコンプリートカー3選
あのコンパクトカーが過激に変身!
●トヨタ「ヴィッツ GRMN」
2020年1月に、トヨタは特別なコンパクトカーの新型「GRヤリス」を発表。272馬力を発揮するエンジンに、駆動トルク可変型のフルタイム4WDシステムが組み合わされた高性能モデルです。
このGRヤリス以前にも、トヨタは「ヴィッツ」をベースとした過激なコンパクトカー「ヴィッツ GRMN」を限定販売しています。
ヴィッツ GRMNは2018年に限定150台が販売されたトヨタ製コンプリートカーで、ボディは欧州仕様のヤリス3ドアハッチバックをベースとし、外観は専用のバンパーやサイドステップ、リアスポイラーが装着され、スポーティなスタイルに変貌。
生産自体はフランスでおこなわれ、日本に輸入された後、最終的に仕上げられてユーザーに納車されました。
搭載されたエンジンは1.8リッター直列4気筒スーパーチャージャーで、最高出力は212馬力を発揮。駆動方式はFFでトランスミッションは6速MTのみです。
ほかにも専用にチューニングされたサスペンションや、補強されたシャシ、フロント対向4ポッドブレーキキャリパーなどを採用することで、パワーアップに見合うシャシ性能となっています。
発売当時の価格は400万円(消費税8%込)と、ヴィッツとは思えないほど高額でしたが、内容を考えるとリーズナブルな価格かもしれません。
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コンプリートカーとは異なりますが、欧州メーカーでは古くから顧客のオーダーを聞いてカスタマイズやチューニングをおこなうことが、盛んにおこなわれてきました。
なかでもポルシェは過激なモデルをつくってもらうこともでき、かつては純粋なレーシングカーのエンジンを搭載した「911」のロードモデルが製作された実績もあります。
こうした試みは量産メーカーでは難しかったのですが、関連会社の協力を得て、日本でも少量の特別なモデルの生産が可能になったということです。