実燃費リッター2km/Lも!?「バブルが生んだ光と影」平成の記憶に残る車5選

次の世代を担う先進的なSUVが誕生

●RX-8

新時代のロータリースポーツとしてデビューした「RX-8」
新時代のロータリースポーツとしてデビューした「RX-8」

 2002年に生産を終了した「RX-7」の後継車として、新世代のスポーツカー「RX-8」を2003年に発売しました。

 搭載されたエンジンは「レネシス」と呼ばれる新型のロータリーエンジンで、654cc×2ローター自然吸気の「13B-MSP型」です。

 もっともスポーティなグレードの「TYPE-S(6速MT)」では最高出力250馬力を誇り、レブリミットは9000rpmという高回転に設定されていました。

 また、RX-8の最大の特徴は、前後ドアが観音開きになる「フリースタイルドア」を採用したことで、本格的なスポーツカーながら4ドア4シーターという斬新なコンセプトとなっています。

 理想的な前後50対50の重量配分を実現し、RX-7よりもエンジン搭載位置を下げて低重心化したことで高い旋回性能を誇り、個性的なフォルムと実用性の高さから人気となりました。

 しかし、販売台数は年を追うごとに減少し、2013年には生産を終了。ロータリーエンジン車の系譜は途絶えてしまいました。

●CX-5

スカイアクティブテクノロジーと魂動デザインのすべてが取り入れられた「CX-5」
スカイアクティブテクノロジーと魂動デザインのすべてが取り入れられた「CX-5」

 2012年に発売されたクロスオーバーSUVの初代「CX-5」は、現在のマツダを象徴する記念すべきモデルです。

 初代CX-5はスカイアクティブテクノロジーを、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、トランスミッション、ボディ、シャシのすべてに採用することで、上質で気持ちのいい走りと、優れた燃費性能を両立。

 デザインにおいても、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)」を初めて全面的に採用したモデルです。

 パワーユニットは、新世代クリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D 2.2」が初めて搭載され、ポスト新長期排出ガス規制に高価なNOx後処理装置なしで適合するなど、国内でのディーゼルエンジンの普及を一気に加速させました。

 また、ブレーキの自動制御で衝突被害の軽減を図る「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」を初採用するなど、あらゆる面で現行ラインナップの源流といえるのが初代CX-5です。

 現在販売中のCX-5は2017年に発売された2代目で、初代のコンセプトを大きく変えずに開発され、マツダのラインナップでもっとも売れているモデルです。

※ ※ ※

 平成時代のマツダは、ほかにもガルウイングドアの軽自動車「AZ-1」や、1.8リッターV型6気筒エンジンを搭載した「プレッソ」、プレステージサルーンの「センティア」など、ユニークなモデルを多数発売しました。

 しかし、前述のとおり、多チャネル化による経営状態の悪化に起因してフォード傘下となるなど、マツダにとって平成は激動の時代でした。

 いまでは、他に類を見ないクリーンディーゼルエンジンや、量産車世界初のSPCCI(火花点火制御圧縮着火)エンジン、車両運動制御技術の「G-ベクタリングコントロール」を開発するなど、高い技術力を誇示しています。

 マツダは次の100年に向けて、着々と歩み続けていくことでしょう。

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