「やっぱり凄い!」日本だから誕生した名機!? 高性能2Lターボエンジン5選
美しく高性能な2リッター直6エンジンとは!?
●三菱「4G63型」
三菱が長く生産し続けてきた2リッター直列4気筒「4G63型」エンジンは、海外向けの「ランサーEX 2000ターボ」、2代目「ギャランΛ(ラムダ)」と「ギャランΣ(シグマ)」、「スタリオン」「パジェロ」「フォルテ」などに搭載されました。
当初はSOHC2バルブでしたが、1984年には「スタリオンGSR-V」に搭載された可変3バルブのターボとなり高出力化が図られます。
さらに、1987年に発売された「ギャラン VR-4」に搭載された4G63型はDOHC4バルブとなりターボが装着され、最高出力は当時の2リッター直列4気筒で史上最強となった205馬力を発揮しました。
ギャランVR-4はマイナーチェンジのたびに220馬力、240馬力とパワーアップされ、その後4G63型ターボエンジンと4WDシステムは「ランサーエボリューション」に引き継がれると、第2世代では280馬力に到達します。
そして、2006年発売のランサーエボリューションIX MRと同ワゴンMRをもって、4G63型の生産を終了します。
●日産「RB20DET-R型」
今回、紹介した5機種のなかでは特殊なエンジンですが、7代目「スカイライン」の800台限定で生産された「スカイラインGTS-R」のみに搭載されたエンジンが「RB20DET-R型」です。
スカイラインGTS-Rは、当時のFIAグループAレースに参戦するために、レギュレーションに定められた台数をクリアするためのホモロゲーションモデルとして1987年に発売されました。
搭載されたRB20DET-R型エンジンは、専用の等長ステンレス製エキゾーストマニホールド(いわゆるタコ足)にギャレット製ターボチャージャー、専用インタークーラー、専用マフラーにより最高出力210馬力/最大トルク25.0kgmを発揮。
外装も固定式フロントスポイラーと大型リアスポイラーが装着され、通常モデルとは明確な違いが確認できます。
当時の反響というと、800台限定というレアなモデルだったことと好景気という時代背景もあり、発売直後から新車価格を超えるプレミア価格で取引されていました。
スカイラインGTS-Rのレースでの戦績は1989年にドライバータイトルを獲得するなど、結果は残したものの、ライバルに対して圧倒的な強さを誇示するまでには至らず、翌年には無敵を誇るスカイラインGT-Rへとバトンタッチされます。
なお、スカイラインが海外のレースに本格参戦したのも、このスカイラインGTS-Rが初めてでした。
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国産2リッターエンジンの進化は、日本の税制とモータースポーツによって、もたらされたといっていいでしょう。なかでも1990年代から2000年代にかけての性能向上は目覚ましいものがありました。
しかし、現在は量産エンジンをベースにしたレースが縮小傾向にあるため、かつての競争はなくなったものの、新たな課題も山積です。
現在の高性能エンジンは、最高出力だけでなく低排出ガス、低燃費も達成する必要があり、開発の難易度は、かつてと比べられないでしょう。
それでも過去を凌駕する出力を達成しているので、技術の進化には驚かされます。
鼻を効かせない記事なんて行列ラーメンの不味さに失望するのと同じだからな。
諸元だけで記事を書くなら誰でもできるし、車の評価ならわざわざ高いギャラを払ってまで不味い料理を美味いと三流レーサーやジャーナリストに評論させることもないだろに。
名前だけのGTの記事など載せるな。
性能面では見る物がなかった、駄作で格好だけの車?
まぁカッコに惚れたファンならしょうがないけどね。