ジムニーやハスラーとはひと味違う!? ダイハツ「タフト コンセプト」の最新情報
新型タフトは、ライバル勢とどのように戦う?
最近の新車市場の状況を、どのように分析しているのでしょうか。タフト コンセプトの開発スタッフはさらに次のように説明します。
「現在、市場において人気のジムニーとハスラーですが、ジムニーではヘビー過ぎで、ハスラーではライト過ぎというユーザーの声が意外と多いようです。
そこで弊社としては、その中間を市場で狙っていけるような商品コンセプトとデザインで、今回のタフト コンセプトを発表させていただいた次第です」
たしかに一見すると、タフさ加減がちょうどいいデザインのように思えます。腕時計にたとえるなら、本格的なダイバーズウォッチとG-SHOCKの中間である、登山用時計といったところでしょうか。
しかし奇しくも、ライバルとなりそうなハスラーも、2代目でタフな雰囲気を一段強めてきました。
さらに昨今では、やはりタフなイメージを押し出したスズキの「スペーシアギア」という強力なライバルもいます。その点については、ダイハツは自信を持っているようです。
「まずサイズ感という点では、デザインとのバランスを考えながら、十分な実用性を持っていると思います。
詳細はまだ申し上げられませんが、積載性や車中泊などを考慮した多様なシートアレンジも有しています。
そして何よりこのクルマのポイントとしては、軽規格では他社にはないガラスの開口ルーフを持っていることでしょう。
クルマのデザイン、室内の快適性、実用性を含めて、市場で競合する十分な商品力を持っていると自負しています」(前出の開発スタッフ)
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ちなみに市販車版「タフト」の販売は2020年中頃と見られています。エンジンは660cc直3ターボをメインに、NAモデルも用意されるようです。
駆動方式はFFと4WDが設定されるでしょう。同年1月20日からは、いよいよ新型ハスラーのデリバリーが始まりますが、おそらく今回も好調な販売台数を記録することが予想されます。
タフトは確かに魅力あるデザインですので、その快進撃をどこまで止められるのか、いまから楽しみなところです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
頼むガラスじゃなくほんとに開けさせてくれオプションでいいから
デザインはいけてますね!
買い替え候補に入れておきます。