トヨタ怒涛のMT車ラッシュ! 最新版国産MT車5選

日本ではMT車のシェアが極端に少なくなって久しいですが、ここに来てイッキにMT車が増えてきました。そこで、最新モデルのなかから、MT車を5車種ピックアップして紹介します。

最近、国産MT車が増えてきた!?

 いま、日本でのMT車比率は2%に満たないといわれています。とくに高額なクルマほどMT車が少なくなる傾向が世界的に起こっています。

 しかし、ここにきて国内市場でMT車が続々と発表され、MTをラインナップする車種が増えつつあるという、これまでにない状況です。

 そこで、最新モデルのなかから、MT車を5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「C-HR」

スポーティなSUV「C-HR」にはMTが似合う!?
スポーティなSUV「C-HR」にはMTが似合う!?

 トヨタのコンパクトSUV「C-HR」がマイナーチェンジし、2019年10月18日より発売されました。今回のマイナーチェンジで、C-HRの特徴のひとつである外観デザインが変更され、これまで以上にスタイリッシュに変貌しています。

 変更点を挙げると、フロントバンパーのエアインテークを左右に広げてワイドスタンスを強調するとともに、フロントフォグランプをエアインテーク上部に配置。

 上位グレードに装着されるヘッドランプは、上部に長く伸びるLEDクリアランスライトをデイライトとターンランプのダブルファンクションとしました。

 パワートレインは、これまでと同様に1.8リッター直列4気筒ハイブリッドと1.2リッター直列4気筒ガソリンターボですが、今回、1.2リッター車のトランスミッションは、従来のCVTに加え、6速MTが追加されました。

 この6速MTは「iMT」と呼ばれ「カローラスポーツ」から採用されており、変速や発進時のアクセル操作をアシストする新開発のマニュアルトランスミッションです。ドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて、最適なエンジン回転数になるように制御をおこないます。

 ターボエンジンにMT車を設定することで、爽快な走りと自ら操る楽しさを味わえるといいます。

 さらに、今回のマイナーチェンジでは「GRスポーツ」グレードが新設定されました。GRスポーツは、TOYOTA GAZOO Racingが手掛けるスポーツカーシリーズ「GR」において、気軽にスポーツドライブを楽しみたいユーザーに向けたモデルです。

 GRスポーツも、1.8リッターハイブリッドと1.2リッターガソリンターボが用意され、ターボエンジン搭載車は6速MTのみの設定となります。

 C-HRの価格(消費税込、以下同様)は、240万円から299万5000円、GRスポーツは273万2000円から309万5000円です。

●トヨタ「ヤリス」

「ヴィッツ」シリーズから継承して「ヤリス」もMTをラインナップ
「ヴィッツ」シリーズから継承して「ヤリス」もMTをラインナップ

 トヨタは、同社のコンパクトカー「ヴィッツ」を10年ぶりにフルモデルチェンジし、併せて、車名をグローバルで統一する「ヤリス」に変え2019年10月16日に公開しました。

 初代ヴィッツは「スターレット」の後継にあたるクルマとして1999年1月に発売。発売直後から好調な受注状況で、発売から1か月の間に国内受注台数が約2万200台を記録し、1999年の年間販売台数は15万台以上と、コンパクトカー市場で大ヒットを記録します。

 そして、1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤーや、欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、国内外から高い評価を得て、コンパクトカーのベンチマークとなります。

 その後、先代の3代目まで日本ではヴィッツとして販売され、今回、ヤリスに生まれ変わりました。

 パワーユニットは1リッター直列3気筒ガソリン、新開発の1.5リッター直列3気筒ガソリン、この1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの3タイプを用意。1.5リッターガソリンでは6速MT(iMT)が全グレードで選ぶことができます。

 詳細なスペックや価格は未発表ですが、正式発表は2019年12月を予定し、発売は2020年2月中旬と公表されています。

●ダイハツ「コペン GRスポーツ」

トヨタとのタッグで実現した「コペン GRスポーツ」
トヨタとのタッグで実現した「コペン GRスポーツ」

 ダイハツの軽オープンスポーツカー「コペン」に、「GRスポーツ」が追加され、2019年10月15日から発売されました。

 コペン GRスポーツは、2019年1月の東京オートサロン2019に出展された「コペン GRスポーツ コンセプト」を商品化したもので、トヨタのTOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツ活動を通じて培ってきたノウハウを共有し、ダイハツが開発をおこないました。

 2014年6月に発売された現行型の2代目コペンには、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」のデザインが異なる3タイプがラインナップされており、今回発売された「GRスポーツ」は第4のモデルになり、ダイハツだけでなくトヨタからも販売しています。

 外観のデザインは、フロント、リアともにブラックアウトしたライトをブラックのラインでつなぎ、水平基調のデザインを強調。内装は、スポーツカーとして性能を追求した専用アイテムや大人の上質感を演出する専用加飾を採用。

 また、コペン GRスポーツは、アンダーボディに補強材を追加してボディのねじれ剛性を高め、スプリングとショックアブソーバーの最適化とあわせ、安定感あるフラットな乗り心地を実現しています。

 搭載されるエンジンは64馬力を発揮する直列3気筒ターボで、スペックに変更はなく、組み合わされるトランスミッションはCVTと5速MTとなっています。

 コペン GRスポーツの価格は、CVT車が238万円、5速MT車が243万5000円です。

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1件のコメント

  1. haya

     1日でも早くヤリスMT車が発売ならないかな、首を長くしてまつてます。
    鹿児島のよかにせ,より

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