半世紀以上の歴史でトヨタ「カローラ」は超絶進化した! 日本を代表する大衆車の初代と最新
シリーズ初の3ナンバーボディとなった新世代のカローラ
●上質なベーシックカーとなったカローラ

2018年に「オーリス」に代わり、5ドアハッチバックの「カローラスポーツ」が発売され、2019年9月にはすべてが一新された4ドアセダンの12代目カローラとステーションワゴンの「カローラツーリング」が登場。
トヨタのデザインコンセプトであるキーンルックを採用したスポーティな外観と、ベーシックカーとして長年にわたって磨き抜かれた性能を実現したことで、大いに話題となりました。
セダンとステーションワゴンは、カローラのグローバルモデルとプラットフォームを統一。そのため全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm(セダン)とシリーズ初の3ナンバーボディとなりましたが、従来モデルのユーザーや日本の道路環境に合わせた使い勝手に配慮し、国内専用のナローボディを開発して対応しました。
パワーユニットは、1.2リッターターボと1.8リッターガソリン、1.8リッターハイブリッドが設定され、ターボモデルのトランスミッションは6速MTとされるなどスポーティな走りと経済性を両立。
足まわりはフロントにストラット、リアにダブルウィッシュボーンを採用した4輪独立懸架で、高い運動性能と良好な乗り心地も備えています。
また、先進予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の全車標準装備化し、インテリジェントクリアランスソナーを設定するなど、高速道路から街なか、パーキングエリアまで、さまざまなドライブシーンで高度な安全性能を発揮。
2020年上半期(1月から6月)の販売台数は5万7235台を記録し、登録車で2位となるなど、SUVやミニバン人気が続くなかでもカローラはヒットを続けています。
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カローラは世界のベーシックカーとして高い評価を受けてきましたが、その理由は価格に対する性能や信頼性の高さに起因していることは、代をかさねても変わっていません。
時代の流れに合わせた経済性とスペックのバランスや、ニーズが高まっている予防安全技術の搭載など、常に価格以上の価値を生んでいるのといえます。
国内では小型セダンやステーションワゴン市場の低迷が続いていますが、カローラの登場で活性化しつつあるといえます。
Writer: くるまのニュース編集部
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