希少な日本車ホットハッチ スズキ「スイフトスポーツ」4代の歴史を見る
「ホットハッチ」として不動の地位 そして現行型は3ナンバーサイズに
●6速MTとなり2代目から正常進化した3代目
スイフトスポーツは2011年12月に3代目(ZC32S型)へとフルモデルチェンジします。
ボディサイズは若干拡大しましたが、超高張力鋼板を積極的に使用し、ホイールやタイヤ、ブレーキなど徹底的な軽量化により、先代比で約10kg軽量化しました。足元も専用の17インチアルミホイールに195/45R17タイヤを装着して一層スポーツ性を高めています。
搭載エンジンは先代と同じくM16A型を踏襲しますが、出力は136馬力、160Nmに向上しました。組み合わせるMTは5速から6速へバージョンアップをはたし、2速から5速ギアをクロスレシオとしました。
一方、2ペダル仕様は、4速ATからパドルシフトによる7速マニュアルモード付きCVTへ変更しています。
●ダウンサイジングターボに換装された3ナンバーモデルの4代目
日本での発売に先駆けて2017年9月12日、フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた4代目(ZC33S型)スイフトスポーツは大きく変貌します。
まずエンジンが1.6リッターNAからダウンサイジングした1.4リッターターボ「K14C型」に変更されます。専用チューニングを受け、最高出力140馬力、最大トルク230Nmと歴代最高となりました。
トランスミッションは、販売の30%を占めていたという2ペダルの変速機がCVTから6速ATに変更されました。6速MTは、3速をダブルコーンシンクロ化するなどの改良を受けて健在です。
驚くべきはボディサイズで、全長3890mm×全幅1735mm×全高1500mmと、ついに3ナンバーサイズの車幅となりワイドトレッドになりました。しかし、高剛性で軽量な新プラットフォームの採用により、先代比70kgもの軽量化を実現しました。
サスペンション形式やモンロー製ダンパーの採用は従来どおりですが、ワイドトレッドに対応するため、多くの専用パーツを開発。ブレーキも大容量になり、増大したパワーに対応しています。
先進安全運転支援装備の充実も見逃せません。単眼カメラとレーザーレーダー(赤外線レーダー)で前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート」をオプション設定し、マニュアルトランスミッション車にもアダプティブクルーズコントロールが備わりました。車両価格は183万6000円から205万9560円(消費税込)です。
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歴代スイフトスポーツの魅力は、軽量で、サスペンションもボディもガッシリしていること、そしてその価格です。
3代目までの美点ではあるものの、しばしば硬すぎる乗り心地が指摘されていましたが、現行の4代目はその点でも改善、進化していて、コンパクトなファミリーカーとしても使える快適性も備えています。
スポーツ性能は高く、価格はなるべく安いクルマが欲しいという若者だけでなく、子供が独立して小さめのクルマへの乗り換えを検討しながら、いま一度スポーツ走行にチャレンジしてみたい中高年にも適したクルマではないでしょうか。
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