トヨタ、今度は3列SUVを全面刷新! 新型「ハイランダー」公開 日本は過去に「クルーガー」で販売
海外を中心に販売されているトヨタの3列シートSUV「ハイランダー」の新型モデルが、ニューヨークオートショーで世界初公開されます。
初代からの累計販売台数は約385万台、海外で成長し続けたトヨタ「ハイランダー」
トヨタは、2019年4月17日から開催されるニューヨーク国際オートショーで、ミッドサイズSUV「ハイランダー」の新型モデル(米国仕様)を世界初披露します。
ハイランダーの初代モデルは、市街地走行や多人数乗車にも適したミッドサイズSUVとして、「クルーガー」という名称で2000年に日本市場に投入されました。
その後2001年に北米での販売が開始されましたが、日本での販売は2007年に終了。北米では3代にわたって走行性能や3列シート採用をはじめとする居住性などさまざまな面で改良を重ね、2018年には北米・中国・豪州・ロシアを中心に世界で年間約39万台を販売しました。
初代からの累計販売台数は約385万台に達するなど、ハイランダーは3列シートSUVの主力モデルとして海外で成長を続けています。
4代目となる新型ハイランダーは、これまで好評だった取り回しの良いボディサイズを維持し、居住性や荷室空間を拡大しました。外観デザインはSUVらしさを強調し、内装はより上質感のある空間へと進化しました。
ガソリンモデルに4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリング機構」を新搭載
Toyota New Global Architecture(TNGA)のプラットフォームやパワートレーンの採用により、快適性や安全性を含めた基本性能、燃費性能を一段と高めました。
パワートレーンは、ガソリンモデルのV6エンジンに加えて、ハイブリッドモデルはTNGAの2.5リッター直列4気筒エンジンのハイブリッドシステムを新たに搭載することで、燃費を従来比で17%向上させてクラストップの燃費を実現しています。
さらに、アクセル踏み込み時のレスポンスの良さや、よりスムーズな加速特性を可能にしています。
4WDシステムにおいては、ガソリンモデルの上級グレードに、前後および後輪の左右駆動力を最適に制御する「ダイナミックトルクベクタリング機構」を新たに搭載しました。
コーナリングや悪路走行時においても優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮するほか、2WD走行時は後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」を全グレードに搭載しました
また、ハイブリッドモデルに新たに搭載した4WDシステムにおいては、従来型から30%最大トルクを増加させた後輪を駆動する電気モーター、また、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御により、高い走破性と優れた操縦安定性を実現しています。
最新型の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備し、車両や歩行者検知(昼間・夜間)・自転車検知(昼間)を行い衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示して安全運転を促す「ロードサインアシスト(RSA)」などにより、予防安全性能を高めました。
マルチメディアにおいては、上級グレードに12.3インチ大型スクリーンの新設定に加えて、全グレードでAndroid Auto、Apple CarPlay、Amazon Alexaなどが新たに利用することができます。
新型ハイランダーは、米国では2019年12月にガソリンモデルが、2020年2月にハイブリッドモデルが発売される予定で、その後、海外市場に順次投入されることになっています。なお、新型モデルでは、海外における販売国・地域も拡充していく予定としています。
【了】
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