三菱「ランエボ・クーペ」!? “高性能”ターボエンジン搭載した「4WDスポーツ」が凄い! 美しい“2ドア”流麗デザイン採用した「斬新クーペ」は“軽油”で走る! 斬新な「RA」米国公開モデルとは!
かつて三菱が発表・提案していた「Concept-RA(コンセプトRA)」とは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
三菱「ランエボ・クーペ」!?
2008年1月にアメリカで開催された「デトロイトモーターショー(北米国際自動車ショー)」の三菱ブースに、クルマ好きたちの熱い視線を一身に集める1台の魅力的なスポーツカーがありました。
そのモデルの名は、「Concept-RA(コンセプトRA)」。
「走る歓び」と時代が求める「環境への配慮」を高い次元で両立させることをテーマに開発された、新時代の2ドアスポーツクーペです。
ボディサイズは全長4445mm×全幅1895mm×全高1315mmと、ショートでありながら非常にワイド&ローな引き締まったプロポーションを採用。
車体の骨格には、軽量かつ高い剛性を誇るアルミ押し出し材を組み合わせた独自の「アルミ・スペースフレーム」を導入し、外板となるエンジンフードやフェンダーなどのボディパネルには、プラスチック樹脂を利用したリサイクル対応モデルとして構成されました。
軽さと衝突安全性を両立するだけでなく、将来の環境対策まで見越した素材の選定が貫かれていたのです。

そしてエクステリアのデザインで何より印象的なのが、見る者の胸を躍らせる大胆でアグレッシブな造形でしょう。
フロントマスクには、当時の三菱車を象徴する意匠であった「逆スラントノーズ」と「台形シングルグリル」を組み合わせた、迫力ある顔つきが与えられました。
力強く張り出した前後フェンダーや、足元を飾る21インチの大径アルミホイールの存在感も、高い運動性能を予感させる佇まいを確立させています。
また、左右のドアには上方向へと跳ね上がるガルウィング式ドアを採用し、モーターショーの舞台にふさわしい華やかさを演出しました。
コックピットに足を踏み入れると、ドライバーを包み込むようなスタイリッシュで未来的な室内レイアウトが広がります。
無駄を削ぎ落としたダッシュボードの構成や、視認性に優れたメーター類に加え、トランスミッションの変速に使うパドルシフトをステアリングの裏側に配置。
ステアリングから手を離すことなく指先ひとつで瞬時に変速をこなし、クルマとの一体感を味わえる運転席を目指して仕立てられていました。
そして、コンセプトRAの魅力を決定づけていた最大のポイントが、環境性能と力強い走りを組み合わせた独創的なパワートレインと4輪駆動システムです。
フロントに搭載されたのは、最高出力204馬力・最大トルク42.8kgf・m(420Nm)という大排気量ガソリンエンジン並みの強烈なトルクを発揮する「新開発2.2リッター・クリーンディーゼルターボエンジン」でした。
排出ガス規制への適合はもちろん、ガソリン車をしのぐ力強い加速味と低燃費を両立させる技術が詰め込まれていたのです。
トランスミッションには、素早い変速を得意とするデュアルクラッチ式の「Twin Clutch SST」が組み合わされました。
さらに足回りには、当時デビューした「ランサーエボリューションX」にも採用されたハイテク技術である、車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)」を惜しみなく搭載。
4輪の駆動力と制動力を精密にコントロールし、ドライバーの意のままに旋回できる極限のハンドリング性能を実現させました。
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アルミフレームに強力なクリーンディーゼル、そしてランエボ譲りの4輪駆動技術を美しい2ドアクーペボディへと包み込んだコンセプトRA。
環境を大切にしながらもクルマを操る情熱を決して妥協しないという、当時の三菱が示した先進的なチャレンジ精神は、今なおファンに強い高揚感とロマンを届け続けています。
Writer: くるまのニュース編集部
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