真冬の雪山で凍結した上り坂でも発進できた! 「ランクル プラド」で試したネクセン最新スタッドレス「WINGUARD ice3」の実力【PR】

ネクセンのスタッドレスタイヤ「WINGUARD ice3」(ウインガード アイス3)が2026年10月に発売されました。その実力を試すため、発売に先立ち、同年2月にトヨタ ランドクルーザー プラドに「WINGUARD ice3」を履かせ、豪雪地帯の群馬県みなかみ町に向かいました。

欧州車メーカーに認められるネクセン・スタッドレスの実力は

 ネクセンタイヤと言っても日本ではあまりなじみはないですが、欧州では多くのカーメーカーに純正採用され、いわゆるOE(Original Equipment)としてもタイヤを供給しているメーカーです。

今回インプレッションを行ったネクセンタイヤ「WINGUARD ice3」を履いたランドクルーザー プラドと、モータージャーナリストである筆者のこもだきよし氏

 実は筆者(こもだきよし)は数年前、当時ネクセンの副社長でCTO(技術部門のトップ)にインタビューしたことがあります。そのとき、「ネクセンタイヤの走り味はとても良いですね。ミシュランに似たフィールでぼくはとても好きです」と言いました。

 すると副社長は笑いながら、「鋭いですねえ、昔ネクセンはミシュランと一緒にタイヤを造っていて、そのノウハウをミシュランから教わっていたのです。その後ネクセンタイヤとして一本立ちしているから、基本的なタイヤ造りはミシュラン流なんです」と説明してくれました。

ネクセンタイヤは、高いコストパフォーマンスと確かな技術力を強みに世界展開するグローバルメーカー。日本ではまだ知名度は高くないが、欧州高級車への純正装着実績がその信頼性を物語る

 タイヤのしっかりした感触、ハンドルを切ったときの反応がスムーズで上質なところがミシュランっぽいのです。これなら、欧州でも特に性能に関してうるさいドイツのカーメーカーにも採用されるはずだと思いました。

 そんなネクセンから、スタッドレスタイヤ「WINGUARD ice3」(ウインガード アイス3)が2026年10月に発売されました。その実力を試すため、発売に先立ち、同年2月にトヨタ ランドクルーザー プラド(150系)に「WINGUARD ice3」を履かせ、豪雪地帯の群馬県みなかみ町に向かいました。

「WINGUARD ice3」のキャッチコピーは「氷にも雪にも車重にも打ち克つ、ノルディックタイプ・スタッドレスタイヤ」。キャッチコピーの通り、氷にも雪にも、さらにはランドクルーザー プラドの車重にも“打ち克つ”ことができるのだろうか

特徴的なサイドウォールデザインとV字型パターンをチェック

 265/65R17 112Tというサイズのネクセン「WINGUARD ice3」を履いたランドクルーザー プラドの運転席に乗る前に、タイヤチェックをしたくなりました。それはそのサイドウォールに刻まれた模様が、3Dの立体画面のように見えて目を引くデザインだったからです。

「WINGUARD ice3」のサイドウォールは、雪と氷の形をモチーフにしたユニークなデザインを採用。スタッドレスタイヤであることをさり気なく表現している

 柄のエッジはシャープで質の高い仕上がりでした。偏平率が65%ということでサイドウォールの面積が広めなのも、このデザインが生きてます。

 トレッドパターンはV字型でタイヤの回転方向が指定されます。これまでの「WINGUARD ice2」はイン側とアウト側がある非対称パターンでしたが、「WINGUARD ice3」は大きな方向転換をしました。V字型と言っても主に中央部がそのデザインになっていて、両端のショルダーブロックはほぼ横向きになっています。

「WINGUARD ice3」は、中央にリブを備えたV字型トレッドパターンを採用。直進安定性と雪上性能のバランスを狙った設計だ

 これはいろいろな路面での性能のバランスをとったものと思われますが、副次的な効果として、V字型パターンを好まない人にも車両に装着したときにはそれがほぼ隠れて気にならなくなるのもメリットでしょう。

一般道で体感した高い静粛性と上質な乗り味の完成度

 まずは一般道での走行は、とがったところがなく、とても走りやすいタイヤでした。昔の冬タイヤはうるさかったですが、最近の冬タイヤの走行音は非常に静かになりました。

「WINGUARD ice3」を履いたランドクルーザー プラドで、一般道のインプレッションを開始。気になる乗り味の第一印象は「とがったところがなく、走りやすい」だった

 パターンノイズはトレッドパターンの溝内を通るシャーというような周波数の高い空気の音ですが、運転席へ気になる音は届いてきません。また低音の車室内に響くゴォーというロードノイズも聞こえませんでした。

 乗り心地も、路面の不整を通っても凸凹をトレッド面がうまく吸収してくれる感じで、ゴツンという角張った衝撃はありませんでした。また大きめのタイヤなのですが、凹凸を通過した後のタイヤの振動の収まりは早く、フロアの振動も少なかったので、乗り心地は高級感があり良かったです。

一般道では角の取れた乗り味が印象的。スタッドレスタイヤ特有のノイズも抑えられていると感じられた

高速域で見えてきた直進安定性とステアリングフィールの真価

 高速道路で気になるのはハンドルのニュートラル感です。ここがしっかりしていると長距離ドライブでも疲れが少ないです。関越道を北上して行ったときに、ハンドルの直進付近の手応えと反応をチェックしました。

一般道から関越道へ入り、北上して群馬県みなかみ町を目指す。路面状況の変化とともに、その実力を確かめていく

 80〜90km/hではやや反応が鈍めで、そのときの手応えも軽めでしたが、100km/hまで上がるとドライバーが期待する正確な反応と手応えになり快適に走れました。スピードが上がるとフィーリングが良くなるというのは、このタイヤが欧州のハイスピード走行も視野に入れて開発していることも影響しているかもしれません。

100km/h域では直進安定性が高く、欧州志向の高速巡航性能を感じさせる。長距離ドライブでも疲労軽減に貢献しそうだ

「WINGUARD ice3」はV字型パターンではありますが、トレッド中央部には途中で分断されていないリブパターンが配置されています。左右のブロックはそれぞれ独立していますが、中央部は前後方向につながっているので、直進性やニュートラル感を良くするためには非常に有効です。

「WINGUARD ice3」はV字型パターンを採用しながら、中央には分断のないリブを配置。直進性を重視した構造が見て取れる

 また、タイヤサイズ表示の中で「T」という表示がありますが、これはこのタイヤが使えるスピード域を示すスピードシンボル(速度記号)と呼ばれるものです。

サイドウォールに刻まれたサイズ表示「265/65R17 112T」。末尾の「T」は、最高速度190km/h対応を示すスピードシンボルだ

「T」は最高速度190km/hです。一般的なスタッドレスタイヤは最高速度160km/hの「Q」が標準的ですから、「WINGUARD ice3」はだいぶ余裕があることがわかります。

 ハイスピードでもタイヤが壊れず、しっかりと性能を出せるということを意味します。

 日本の制限速度内で走っていても、その余裕の性能は感じられると思います。

関越道・水上ICを降りたら、景色は雪景色へと一変する。いよいよ氷雪路セクションだ。次ページでは「WINGUARD ice3」の氷雪路での実力を検証する

【画像】氷雪路での走行性能を体感! 真冬の走行シーンを写真で詳しく見る(73枚)

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