MotoGP第15戦タイGP 激しいバトルを制したのはM・マルケス選手
初開催のMotoGP第15戦タイGPは、チェッカーまで激しいバトルが繰り返されました。レースを制したのは、ホンダのM・マルケス選手です。
初開催のタイGPで勝利し微笑んだのはマルケス選手
初開催の2018 MotoGP第15戦タイGPは、10月7日にタイ・ブリラムの「チャーン・インターナショナル・サーキット」で開催され、マルケス選手が今季5度目のポールポジションを獲得し決勝レースを迎えました。
ポールポジションから好スタートを切ったマルケス選手は、ホールショットを奪うと4周目までトップを快走し、その後5周目にロッシ選手、11周目にはドヴィツィオーゾ選手が首位に立ちます。
レース中盤一瞬の隙をつきマルケス選手もドヴィツィオーゾ選手に続き、ロッシ選手をかわして2番手へ。その2人を追うロッシ選手の3人がトップグループを形成しました。
4番手争いは、クラッチロー選手、ビニャーレス選手、ザルコ選手、リンス選手、そしてペドロサ選手が続き、トップグループは一時、8台まで膨れあがります。
ビニャーレス選手は、トップ3が再びアドバンテージを広げようというところで素早くクラッチロー選手をパスし、ロッシ選手の後方4番手につけ、残り6ラップで3番手に上がり、さらにトップ2を追います。
最後の3ラップは、マルケス選手とドヴィツィオーゾ選手の一騎打ちとなり、マルケス選手は何度も首位を奪いますが、すかさずドヴィツィオーゾ選手が抜き返すという激しい争いになります。
迎えた26周目、最終ラップで前に出たマルケス選手をドヴィツィオーゾ選手が最終コーナーで逆転。しかし、クロスラインで立ち上がったマルケス選手が再逆転し、見事タイGPを制しました。チェッカー時点のふたりの差は0.115秒と僅差でした。
ビニャーレス選手は、最終的にはトップふたりに届かず、トップから0.270秒差、2位から0.155秒差で3位を獲得、4番手にはロッシ選手が入りました。
マルケス選手は、ドヴィツィオーゾ選手との最終ラップの攻防を制し、今季7勝目を達成。これまで最高峰クラスで4回のタイトルを獲得しているマルケス選手は、今回の優勝で3年連続5度目のタイトル獲得に王手をかけています次戦日本GPでタイトルが決定するかもしれません。