MotoGP第15戦タイGP 激しいバトルを制したのはM・マルケス選手
MotoGP第15戦タイGP上位4人のコメント
Repsol Honda Team M・マルケス選手(MotoGP 優勝)
「今日はとてもうれしいです。このようなかたちでドビを破ったのは初めてです。僕たちはほとんど同じペースだったので、僕の戦略はギャップを広げるためにアタックすることでした。そして最終ラップまでバトルすることを避けること。でもドビのペースはとてもよく、僕はフロントタイヤに苦戦していたので、それはできませんでした。その代りにタイヤをうまく使い、彼についていきました。
正直、最終ラップへ入るときはあまり自信がありませんでした。なぜならこれまで彼との一対一のバトルで何度も負けていたからです。でも今回は役割が逆転しました。僕はドビのスタイルを使い、ドビはマルケススタイルでした。それがうまくいき最終コーナーで彼をオーバーテイクできました。
すべてのライダーを平等に応援してくれる、タイのすべてのファンの前でこのようなレースができて素晴らしい気分です。最初のマッチボールは日本になります。Hondaにとって唯一のホームグランプリなので最も重要なレースです。もちろん僕たちもベストを尽くしますが、もしそれが可能でなければ、目標はどこかでタイトル獲得を達成することです」
Ducati MotoGPチーム A・ドヴィツィオーゾ選手(2位)
「最終コーナーで優勝のチャンスを失いましたが、今回の2位フィニッシュには大いに満足しています。ほとんど首位を走っていたので、マルケスの走りを観察して、長所と短所を見極めることができませんでした。
最終コーナーでは、ギリギリで仕掛けることができたものの、オーバーテイクできるほど接近していませんでした。残念なのは確かですが、昨年はこのようなレイアウトのサーキットで優勝争いすることは考えられなかったので、同じ2位でもアラゴンより嬉しい。特にレース毎に進歩しているという手応えがあることに満足感を覚えています」
Movistar Yamaha MotoGP M・ビニャーレス選手(3位)
「思っていたより、決勝ではいい走りができました。序盤でクラッチローとバトルし、バレンティーノとも少し競り合い、その後も好調に走れました。このところ苦しい状況が続いていたので、今回はトップにここまで接近し、表彰台を獲得できたことに満足しています。
マシンについては、ブレーキングでフロントを信頼できたことがよかったと思うので、次回以降もこれを維持できるよう努力を続けます。日本でもまた同じことができれば、確かに問題を克服できたことになるでしょう。安定性、精確性、集中力が大切です」
Movistar Yamaha MotoGP V・ロッシ選手(4位)
「私たちはこのウイークのなかで大幅に進化することができました。残念ながら表彰台には届きませんでしたが、それでも少なくとも、前の数戦よりは格段にいいレースができたと思います。すべてのセッションで常に上位をキープし、フロントローからスタートし、ハイレベルなバトルを展開することができました。
大きな成果を得ることができたと思いますが、実際にはそれではまだ足りませんでした。ライバルたちのほうがもうちょっと速かったわけですから、今回のことはコースが私たちを後押ししてくれたせいなのか、あるいは本当に私たちが成長した結果なのかを、しっかり考えておく必要があるでしょう」
【了】