愛車のタイヤ交換どうする!? 梅雨前に「オールシーズン」に変えてみた! 履いたのはシンクロウェザー、第一印象は?
愛車のタイヤをオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」に履き替えました。大半の人は雪が降る前に冬タイヤやオールシーズンに履き替えますが、今回は春、初夏に履き替えてみました。さて、気になる第一印象は?
愛車のタイヤが替え時なので、オールシーズンにしてみた!
クルマを所有していると定期的にやってくるのが「タイヤ交換」の悩み。
今回、愛車の夏タイヤが寿命を迎えたのを機に、ダンロップの次世代オールシーズンタイヤ「SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)」に履き替えました。
なぜオールシーズンタイヤに履き替えたのか、さらには交換後の第一印象などを解説していきます。

筆者が住む東京都内では、雪が降るのは年に1、2回程度。道路にうっすらと積もるかどうかのレベルです。
またマンション住まいのために夏タイヤと冬タイヤを用意して、どちらか1セットを保管するというスペースの問題も。
そうしたなかで2026年のお正月に実家のある埼玉県へ日帰りで帰省した際、お昼頃になって急遽降雪予報が発表されました。
ノーマルタイヤ(夏タイヤ)を履いていた筆者は、「もし積もってしまったら完全に身動きが取れなくなる」というリスクを避けて日帰りを諦め、急遽近隣のホテルを探して1泊することに。
こうした実体験からオールシーズンタイヤへの履き替えを検討し始めました。
また、2026年4月下旬にディーラーでの定期点検で 担当者から「今履いているタイヤの溝が減っており、そろそろ安全のためにも交換時期です」との案内を受けました。

◆今履いているタイヤ…そしてオールシーズンタイヤのイメージは?
これまで履いていたSUV用スポーティタイヤは、コーナリングや高速域での動作がしっかりとしていて非常に安心感がありました。
スポーティな味付けゆえに硬さがあり、路面の凹凸や段差の入力はダイレクトに感じる面もありましたが、走りの質には満足していました。
ロードノイズについて、NXは静粛性が高いですが、やや路面からの音が気になる場面も。
また実は筆者、以前乗っていたクルマで他社のオールシーズンタイヤを履いていた経験があります。
しかしその時の印象は、それまでの夏タイヤに比べてロードノイズが大きく、路面の突き上げ感も強め。
「ゴツゴツしていて日常の乗り心地はイマイチ。全天候型という安心感と引き換えに、普段の快適性を少し我慢するタイヤ」という、ネガティブなイメージが強く残っていました。
そんな懸念を抱えつつも、数あるオールシーズンタイヤの中から選んだのがシンクロウェザー。
大谷翔平選手が出演するプロモーションで存在を知っていたこともありますが、最大の決め手は、以前に参加した「雪上取材会」で、冬の北海道という過酷な凍結路面や雪道でも問題なく走り切れた走破性を自ら体感していたことも理由です。
◆そもそもシンクロウェザーとは?
シンクロウェザーに搭載された最大のトピックは、外部環境である水と温度の変化に反応して、タイヤのゴム自らが性質を「スイッチ」を切り替えるように自動的に変化させる新技術「アクティブトレッド」です。
通常、ゴムは水に濡れても硬さは変わりませんが、「水スイッチ」が機能することで、水に触れた時にゴム内のポリマー結合がほどけて柔らかくなるという画期的な仕組みを持っています。
これにより、タイヤの最表面だけが柔らかくなり、濡れた路面の凹凸にしっかりと密着してグリップ力を発揮。さらに水が無くなり乾燥すると再び結合し、ドライ路面を走るためのしっかりとした剛性感が戻るのです。
また、一般的な夏タイヤは低温になるとゴムが硬化してグリップを失いますが、「温度スイッチ」が働くことで、氷点下に近い低温環境でもゴムが硬くなりにくく、スタッドレスタイヤのようにしなやかさを保つことができます。

ゴムの進化だけでなく、溝の形状である「新トレッドパターン」もあらゆる路面を想定して専用設計されています。
V字溝設計と周方向溝による方向性パターンが高い排水性と排雪性を確保し、細かな溝(サイプ)を最適配置することで氷の路面を引っ掻くエッジ効果を高めています。
同時に、サイプを入れつつもショルダー部の剛性を確保することでドライ路面でのしっかりとしたハンドリングを実現し、さらには新パターンとプロファイルの採用により、オールシーズンタイヤの弱点であった走行音の低減も。
また肝心な冬でも「スノーフレークマーク」と「アイスグリップシンボル」が刻印されているため、高速道路での冬用タイヤ規制時でもそのまま走行が可能です(※全車チェーン規制時はチェーン装着が必要)。
装着完了! 走り出してすぐに分かった驚きの第一印象は?
今回の交換作業はダンロップの販売店「タイヤセレクト」にお願いしました。
丁寧な作業で、外したホイールの内面まで綺麗に清掃していただきプロの仕事に感謝です。
店内には、先述した「水や温度でゴムの硬さが変わる」ことを実際に触って体感できるブロックが展示されていました。
またスタッフから「シンクロウェザーはこれからの梅雨時期でも安心して走れます」と説明頂きました。

いよいよ装着後の走り出しです。愛車の「NX450h+」(タイヤサイズは235/50R20)はプラグインハイブリッド車(PHEV)のため、大容量のバッテリーを搭載しており、従来の車よりも車重が重いのが特徴です。
これまで履いていたスポーティな夏タイヤは剛性が高かった分、路面の凹凸に対してその重さをダイレクトに感じてしまう場面がありました。
しかし、シンクロウェザーに履き替えて店舗から道路に出る際の段差を越えた時の入力は、とても自然で角が丸い印象です。
タイヤ自体が持つ程よいクッション性などにより、PHEV特有の車重の重さをうまくいなしてくれているように感じます。
また、モーター走行との相性も非常に良く、走り出しから低速域にかけての転がりが滑らかで、思わず「あ、滑らかだ」と声に出してしまうほどでした。
以前履いていたオールシーズンタイヤのような硬いゴツゴツ感はもちろん、直前まで履いていたSUV用スポーティタイヤの硬質な突き上げ感よりもマイルドで、夏タイヤからの履き替えでも全く違和感がありません。
偶然にも交換当日は雨模様でしたが、濡れた路面での加速・減速も問題なし。「水スイッチ」がしっかりと機能しているのか、少し荷重をかけた強めのブレーキを試してみても、路面をガッチリと捉える安心感がありました。
ただし、それまで履いていたスポーティタイヤと比べるとある程度の速度域でのステアリングの初動の緩やかさなどは気になるものの日常領域ではさほど不安にはなりません。
後日、運転席に座った妻も、「めちゃ滑らか。前のタイヤより乗り心地が良くなったね」と評価を頂きました。

今回は履き替え直後の印象で、市街地での乗り心地の良さとウェット性能の高さを十分に体感できました。
気になるのはドライ路面での高速巡航の安定性やロードノイズ、そして本領発揮となる冬場の雪上・氷上での実力です。
そのあたりは今後、新品タイヤの慣らしを終えて、様々なシチュエーションで走り込み、改めて紹介していきます。
Writer: くるまのニュース編集部
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