ミシュラン新スタッドレスタイヤ「X-ICE SNOW+」発表! 氷も雪もすべての雪道で安心感を… 須藤社長等が魅力を語る

日本ミシュランタイヤは、スタッドレスタイヤの新製品「MICHELIN X-ICE SNOW+」を2026年8月1日から順次発売します。氷雪路での性能を維持しつつ、ウェットブレーキング性能を約7.3%向上させました。耐摩耗性能や転がり抵抗も改善し、長期的な安全性と環境負荷の低減を図った製品です。

新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE SNOW+」発表

 日本ミシュランタイヤが2026年8月1日から順次発売する新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE SNOW+」。

 冬道の確実な安全確保に加え、ドライ・ウェット路面での安定性や環境負荷低減を図った製品です。

 本記事では、同モデルの性能向上を支える独自のコンパウンド技術や内部構造について、公開資料と発表会での社長や開発陣のコメントをもとに詳しく解説します。

新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE SNOW+」
新スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE SNOW+」

 日本の冬の道路環境は、一回のドライブ中であっても、ドライ、ウェット、シャーベット、積雪、アイスバーンと、路面状況が刻一刻と変化します。

 このような多様な使用環境に対し、安定した走行を提供すべく開発されたのが「MICHELIN X-ICE SNOW+」です。

 日本ミシュランタイヤの須藤元・代表取締役社長は発表会で、「ミシュランは1982年に日本へスタッドレスタイヤを導入して以来、40年以上にわたり日本の厳しい冬と向き合い、性能を磨いてきました。

 冬のドライブは氷雪性能だけで成り立つものではなく、ドライやウェットでの安定性、快適性、環境性能が高いレベルでバランスしてこそ真の価値をお届けできると考えています」と、日本の冬道に対する同社の姿勢を語りました。

「最後まで続く性能」を求め、冬のあらゆる道での安全性能や快適性、環境性能のいずれも妥協しないユーザーをターゲットとしており、従来は両立が困難とされた氷雪上でのグリップと、その他の路面における走行安定性の両立が図られています。

ミシュランマンと代表取締役社長の須藤元氏
ミシュランマンと代表取締役社長の須藤元氏

 マーケティング部の秋山氏は、日本の冬の特殊な環境について次のように説明しています。

「雪国では深く積もった雪道から凍結路面、シャーベット状の雪、除雪後のウェットやドライ路面まで、1回の走行で非常に多様な路面を走ります。一方で、東京のように冬でも雪道をほとんど走らず、ウェットやドライの走行が中心となるユーザーも多くいます。このように使用環境の振れ幅が同じ国内でも非常に大きいのが日本市場の特徴です」

 こうした環境下で、スタッドレスタイヤには氷雪性能以外も求められています。

 秋山氏は「消費者アンケートでは、購入時は氷雪性能が最も重視されますが、購入後の満足度を見ると、氷雪性能だけでなく快適性やドライ・ウェットでの安全性能も高く評価されています。冬タイヤだからといって、それ以外の性能を妥協したくないというニーズが明確に表れています」と分析しています。

 その上で、「オールシーズンタイヤという選択肢も増えていますが、積雪や凍結路面での絶対的な安心感を求めるユーザーにとって、スタッドレスタイヤは依然として不可欠です。ミシュランは、これまでスタッドレスが苦手としてきた性能をトータルパフォーマンスとして高めることで、新しい価値を提供します」と新製品の狙いを語りました。

乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部 戦略マネージャー秋山孝之氏
乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部 戦略マネージャー秋山孝之氏

 トレッド面には「フレックス-アイス 3.0 トレッド コンパウンド テクノロジー」が新たに採用されました。

 製品開発部でスタッドレスタイヤを担当する池田氏は、「極低温の環境下でもゴムのしなやかさを失わず、氷や雪の路面をしっかりグリップします。同時に、従来のスタッドレスタイヤが苦手としてきたドライやウェット路面でのグリップも大幅に改善しました。また、転がり抵抗を減らすことで燃費性能にも貢献し、より長いシーズン、最初の1kmから最後の1kmまで安心感を持続させるコンパウンドです」とその特徴を説明します。

 タイヤの基盤となる構造には「マックスタッチ コンストラクション」が用いられています。

 池田氏は「内部構造を最適化し、路面と接するトレッド面の接地圧分布を均一にしました。これにより、加速やブレーキ、コーナリング時にも接地面が安定し、偏摩耗を抑え、高いロングライフ性能につながります」と話しています。

 また長期間の使用を見据えた「ロング ラスティング トレッド デザイン」も重要な技術の一つです。

 新品の状態から摩耗が進んだ段階でも、トレッドのパターン形状が大きく変化しない「フルデプスサイプ」構造を採用しています。

 池田氏によると、「摩耗してもコンパウンドの特性が変わらないモノコンパウンドと組み合わせることで、新品時から50%摩耗時まで、使用初期から摩耗の限界までグリップ性能と安心感が持続します」とのことです。これらの工夫により、耐摩耗性能は約25%改善され、従来製品より1シーズン長く使用できるライフ性能を実現しています。

 須藤社長は「『すべてを持続可能に』という理念のもと、摩耗後も性能が最後まで長く続くことを目指しました。今日も明日も安心して走れる状態が長く続くことこそが、ミシュランの考える本当の安全性であり、タイヤ作りの哲学です」と、新製品に込めた想いを述べています。

研究開発本部PCタイヤ 新製品開発部シニアエンジニア 池田聡氏
研究開発本部PCタイヤ 新製品開発部シニアエンジニア 池田聡氏

 車内の快適性を高めるため、「ピアノ アコースティック チューニング テクノロジー」が導入されました。

 池田氏は「サイズの異なるブロックを最適に配置することで、人が不快に感じる周波数の音を効果的に低減し、冬の快適なドライブを実現します」と説明しています。

 また、高速走行時の安定性も追求されており、設定されるサイズのうち99%において、上限速度210km/hを示す速度記号「H」を取得しています。

 デザイン面について池田氏は、「サイドウォールには雪の結晶をモチーフにした洗練されたデザインを採用し、高級感を演出しています。また、オールシーズンタイヤと明確に区別するため、従来のスノーフレークマークに加えて、アイスグリップシンボルも刻印しています」と語りました。

※ ※ ※

 これらの各種技術を組み合わせた結果、「MICHELIN X-ICE SNOW+」は氷と雪の性能を維持したまま、前モデル対比でウェットブレーキング性能が約7.3%向上しました。

 また、転がり抵抗は約5.6%低減され、CO2排出量の削減と車両の航続距離向上に寄与します。

 ガソリン車からハイブリッド車、EV、ミニバン、SUVまで幅広い車種に適合するため、16インチ-22インチ(タイヤ幅195-235/扁平率25-65)を設定しています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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